石垣市議会 > 2018-03-22 >
03月22日-04号

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  1. 石垣市議会 2018-03-22
    03月22日-04号


    取得元: 石垣市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成30年  3月 定例会(第1回)            平成30年第1回石垣市議会(定例会)                 3月22日(木)                  (4日目)                               開 議 午前10時03分                               散 会 午後 4時42分出 席 議 員   ┌────┬────────────┬────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  1 │ 箕 底 用 一  君 │ 12 │ 福 島 英 光  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  2 │ 仲 嶺 忠 師  君 │ 13 │ 花 谷 史 郎  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  3 │ 石 垣 涼 子  君 │ 14 │ 井 上 美智子  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  4 │ 長 山 家 康  君 │ 15 │ 今 村 重 治  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  5 │ 友 寄 永 三  君 │ 17 │ 長 浜 信 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  6 │ 東内原 とも子  君 │ 18 │ 﨑 枝 純 夫  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  7 │ 米 盛 初 恵  君 │ 19 │ 小 底 嗣 洋  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  8 │ 石 垣   亨  君 │ 20 │ 仲 間   均  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │  9 │ 平 良 秀 之  君 │ 21 │ 知 念 辰 憲  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 10 │ 砥 板 芳 行  君 │ 22 │ 大 石 行 英  君 │   ├────┼────────────┼────┼────────────┤   │ 11 │ 我喜屋 隆 次  君 │    │            │   └────┴────────────┴────┴────────────┘欠 席 議 員   ┌────┬────────────┐   │番  号│   氏    名   │   ├────┼────────────┤   │ 16 │ 伊良皆 高 信  君 │   └────┴────────────┘1.地方自治法第121条の規定による出席者  (初日に同じ)1.議会事務局出席者  局    長  松 原 秀 治 君     次    長  宮 良 八十八 君  庶 務 係 長  高 島 尚 子 君     議事調査係長  本 若 久 司 君  主    任  仲 田 守 善 君     主    事  宮 平 義 也 君              議  事  日  程 (第4号)┌─────┬───────────────────────────────────────┐│ 日  程│           件              名            │├─────┼───────────────────────────────────────┤│ 第  1│             一   般   質   問             │└─────┴───────────────────────────────────────┘             本日の会議に付した事件及び処理結果┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.男女混合名簿の導入について                ││     │       │ (1) 本市小学校、中学校における混合名簿の導入実施率はどれ  ││     │       │   ぐらいか。また、実施校での導入評価について説明を求め  ││     │       │   ます                          ││     │       │2.川平景観地区について                   ││     │       │ (1) 当該一部地区の都市計画制限を緩和する手続きが進めら   ││     │       │   れていますが、現段階での景観地区変更の手続き状況の説  ││     │       │   明を求めます                      ││     │       │3.識名トンネル問題について                 ││     │       │ (1) 国の補助金を不正に受給したとして返還を命じられた裁   ││ 一般質問│ 長浜 信夫君│   判で、福岡高等裁判所那覇支部は控訴を棄却しました。   ││     │       │   当事者である漢那副市長に率直な見解を求めます      ││     │       │4.施政方針について                     ││     │       │ (1) 本年度「サンゴ養殖レッスン最多参加数」のギネス記録挑  ││     │       │   戦を実施しておりますが、来年度も同様な事業実施となる  ││     │       │   のか、説明を求めます                  ││     │       │ (2) 観光振興について外国旅行者のインバウンドに触れてお   ││     │       │   りますが、国内観光客の取り込みについて、観光地として  ││     │       │   どう取り組み振興を図るのか、説明を求めます。      ││     │       │ (3) 食肉センターのHACCP(ハサップ)認定を促進すると   ││     │       │   していますが、実質稼動の具体的な目途について、説明を  ││     │       │   求めます。                       │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │5.自衛隊配備問題について                  ││     │       │ (1) 予定地反対住民に話し合いを申し入れたいと市長は発言   ││     │       │   していますが、話し合いが進展しない場合、判断に影響は  ││     │       │   あるのかどうか伺います。                ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.新川冨崎地区水道水供給不足問題について          ││     │       │ (1) 水道水供給不足の原因究明について            ││     │       │ (2) 名蔵配水池との接続について               ││     │       │2.自衛隊配備計画について                  ││     │ 仲嶺 忠師君│ (1) 市長選挙結果を踏まえて市長の認識について        ││     │       │ (2) 4地区公民館との話し合いについて            ││     │       │3.高齢者配食サービスについて                ││     │       │ (1) 配食サービスにおける現状と課題について         ││     │       │ (2) 配食サービス委託先の拡大について            ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│ 一般質問│       │1.石垣市長選挙公約について                 ││     │       │ (1) 南ぬ島石垣空港ターミナル拡張と滑走路500メートル延長   ││     │       │   について                        ││     │       │ (2) クルーズ船用岸壁早期整備国際クルーズ船旅客ターミ   ││     │       │   ナル整備について                    ││     │       │ (3) 市長が目指す国際観光都市への取り組みについて      ││     │       │2.健康福祉行政について                   ││     │ 平良 秀之君│ (1) 県内における石垣市の特定健診受診率並びに保健指導率   ││     │       │   について                        ││     │       │ (2) 働き盛りの世代の特定健診受診率について         ││     │       │ (3) 石垣市の生活習慣病患者数の推移について         ││     │       │ (4) 糖尿病患者並びに透析患者数の推移について        ││     │       │3.沖縄県離島患者通院費助成制度について           ││     │       │ (1) 対象者となる①特定不妊治療を受ける夫婦、②妊産婦、   ││     │       │   ③がん患者④子宮頸がん予防ワクチン接種による副反   │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│     │       │   応の疑いがある患者、⑤小児慢性特定疾病児童⑥指定   ││     │       │   難病患者、⑦特定疾患患者、⑧介護などが必要な場合の   ││     │       │   付添人の8ケースの活用状況について           ││     │       │ (2) がん患者等宿泊支援制度についての利用状況について    ││     │       │4.選挙管理委員会の取り組みについて             ││     │       │ (1) 石垣市長選挙投票日を3月11日と決定した理由について   ││     │       │ (2) 期日前投票者数増加への対応について           ││     │       │ (3) 選挙管理委員会ホームページによる期日前投票数、開票   ││     │       │   状況など、情報発信への対応がなされていない理由につい  ││     │       │   て                           ││     │       │5.北西部人口減少対策について                ││     │       │ (1) 北西部在住で高校へバス通学が困難な場合、入寮等市街   ││     │       │   地での生活となるが、兄弟で寮生活になると家計への負   ││     │       │   担が大きく地域を離れ市街地に引っ越すケースが見られ   ││ 一般質問│       │   る。                          ││     │       │  ア 北西部のバス運行時間について             ││     │       │  イ 各校の寮費(一ヶ月)について              ││     │       │  ウ 沖縄県は県内のひとり親世帯の高校生を対象にバス通学  ││     │       │    費の一部を補助するがその事業内容と本市対象者数につ  ││     │       │    いて                         ││     ├───────┼───────────────────────────────┤│     │       │1.小中学校における施設等の維持管理状況について       ││     │       │2.法定外目的税制度創設に向けた積極的な取り組みの進捗状   ││     │       │  況について                        ││     │       │3.観光インフラ整備に向けた具体的な取り組み及び現状と課   ││     │ 箕底 用一君│  題について                        ││     │       │4.離島ターミナル内における電光掲示板の必要性について    ││     │       │5.観光名所である川平湾における喫煙所の必要性について    ││     │       │6.美崎町・浜崎町における下水異臭問題に対する市の認識及   ││     │       │  び環境衛生について、今後の具体的な改善策について     │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘┌─────┬───────┬───────────────────────────────┐│件   名│ 氏   名 │       処 理 結 果( 質 問 事 項 )       │├─────┼───────┼───────────────────────────────┤│ 一般質問│       │7.防災減災及び緊急時等におけるドローンの活用と操縦士資   ││     │       │格者等のあり方について                    │└─────┴───────┴───────────────────────────────┘             平成30年第1回石垣市議会(定例会)                  3月22日(木)                   (4日目)                               開 議 午前10時03分 ○議長(知念辰憲君) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お配りしてあるプリントのとおり、一般質問となっております。 本定例会における一般質問の通告者は20名であります。よって、お配りしてある一般質問日程表の割り振りで進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、本日最初の質問者、長浜信夫君の質問を許します。長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) ケーランネーラ、ガンジューシ、オールンネーラ、市民の皆様、議場の皆様、おはようございます。 まず初めに、少しばかり所感を述べさせていただきたいと思います。 先般施行されました市長選挙において、中山市長3選の結果となりました。本市民はこれから4年間、中山市政を選択したわけでありますが、私ども議員は当然ながら、議会の機能を存分に生かし、行政の監視役として当局をただすとともに、活発な議論を展開することが肝要であります。 また、市民の皆様には、車の両輪と言われる議会と行政が課題解決のため、談論風発とする活性化を見守りつつ、しかし、方向性が誤ることのないよう、日ごろから双方の監視役を担っていただきたいと思います。 さて、中山市長は選挙後の各社報道インタビューで、4選目からは多選に当たると述べていることから、明確に多選自粛の認識を示しており、1期目から掲げた公約は、今任期が最後だということを明らかにしたものだと思います。今後に市長発言が偽りや変節がなきよう、この際、明確に申し上げたいと思います。 それでは、これより質問要旨を申し上げます。当局に簡潔明瞭な答弁と説明を求めるものであります。 まず初めに、男女混合名簿の導入についてであります。 沖縄県教育庁は、性差にとらわれることなく個として大切にされることの大切さを重んじ、児童生徒を男女に分けずに混合名簿の導入を周知しております。県教育庁の昨年10月調査で、本年度県内小学校、中学校ともに実施率は増加しております。 そこでお伺いいたしますが、本市小中学校における混合名簿の導入率はいかほどなのか。また、実施校での導入評価について説明を求めます。 次に、川平景観地区についてお伺いいたします。 当該地区は平成22年、景観地区に指定されており、石垣市、地区住民、地権者らと一緒になり、自然景観の風景づくりに努めなければならないと明記されています。 また、本地区は平成13年、国指定の名勝に指定されており、重要文化財指定保護法等の該当区域でもあり、極めて重要地区になっております。 しかし、当局はリゾートホテル建設のために、当該一部地区の都市計画制限を緩和する手続を進めております。そこで、現段階での景観地区制限変更の手続状況、説明を求めます。 次に、識名トンネル問題についてであります。 県道真地久茂地線識名トンネル工事の契約問題をめぐり、国への補助金返済の利息分を求める住民訴訟は、一審の那覇地裁が当時の土木建設部長、現漢那副市長と南部土木事務所長に賠償するよう命じました。その後、県は控訴しましたが、去る3月1日、福岡那覇支部は控訴を棄却、現在、最高裁への控訴がなされております。 本市要職にある副市長の失態で、恥ずべきとも言える事案が、これ以上内外にさらされ続けるのは、市民や本市の名誉を傷つけるものであり、市民は納得しません。到底看過できませんので、副市長に自身の率直な見解を求めます。 施政方針についてお伺いいたします。 施政方針は新年度の行政運営において、本市の方向性と重要施策について、市長の所信を述べるものであり、先般、各種事業への意気込みと決意表明が行われたところであります。当然、本市独自のオリジナリティーとビジョンに富んだものでなければなりません。 そこで、当局にお伺いいたします。1点目に、サンゴ復活応援プロジェクトは、今年度に引き続き実施することになりますが、サンゴの養殖、移植を行い、市民の保全活動の機運醸成を図り、子どもたちへの教育環境に取り組むとしております。 本年度の事業では、サンゴ養殖レッスンの最多参加数のギネス記録挑戦を実施しましたが、本年度も同様な事業なのか説明を求めます。 2点目に、観光振興についてであります。 観光客受け入れ基盤強化の必要性を述べておりますが、外国旅行者のインバウンドのみ触れております。 さて、国内観光客の取り込みについて、観光地としてどう取り組み振興を図っていくのかお伺いいたします。 3点目に、八重山食肉センターHACCP認定取得であります。 同センターは、平成26年に新築され、設備の対応はなされておりますが、いまだに活用されずに宝の持ち腐れのていであります。そこで、HACCP対応稼働の具体的なめどについて説明を求めます。 最後に、自衛隊配備問題についてであります。 市長は、議会やさまざまな場で、国の専権事項と発言し、配備に理解を示しつつ、予定地周辺住民の反対があるので話し合いをし、防衛省と協議を重ねた上で最終的な判断をする、こう述べてきました。また、選挙期間中から早期に話し合いを申し入れたいとマスコミに答えています。 そこで、反対住民と話し合いが進展しない場合、市長の判断に影響はあるのかどうか伺います。 以上、質問要旨を申し上げました。当局に簡潔明瞭な答弁と説明を求めます。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) おはようございます。男女混合名簿の導入についてご答弁いたします。 初めに、その経緯を、次に本市の状況、最後に実施校における導入評価についてお答えいたします。 国や沖縄県において、平成17年より男女共同参画基本計画等で、人権尊重を基盤にした男女平等の理念を進めております。沖縄県教育委員会においても、平成27年3月に男女混合名簿の推奨についてを発出し、推奨しています。 また、平成29年9月には、沖縄県学力向上推進本部会議からの提言の中でも、男女混合名簿を積極的に活用しようと述べております。 本市においても、国や沖縄県の動向を受け、趣旨を理解していただき、各学校において話し合う機会を設け、導入検討いただくようお願いをしているところでございます。 次に、実施状況についてご説明いたします。 沖縄県教育委員会が平成29年10月に実施した男女混合名簿導入状況調査によりますと、県内実施率は小学校47.9%、中学校31.5%でありました。本市においては幼稚園78%、小学校30%、中学校33%となっております。沖縄県と比べると小学校は導入している学校は少なく、中学校においては学校数が少ないことから、若干高い結果となっております。 校種別の結果を見ますと、実施を積極的に行っているのは幼稚園や小規模の学校であります。導入している園や学校の評価としましては、男女の性にこだわらず、同一条件で行うほうがよい。地理的風土づくりの面からも、性にこだわらないほうがよい。性差別の解消や性的マイノリティーの児童への配慮を行うことができるという評価がありました。 今後は石垣市においても結果を真摯に受けとめ、これまでの習慣でつくられた固定的な考え方から、個性や能力が十分に発揮でき、それぞれが可能性を伸ばし、一人一人の人権が尊重される学校づくり推奨のため、周知を図っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) おはようございます。長浜信夫議員の2項目め、川平景観地区変更の手続状況についてお答えいたします。 川平地域景観地区につきましては、平成21年度に景観地区に指定され、これまで運用をしてきたところでございます。その間、さまざまな社会情勢の変化があったことから、このたび見直すこととなりました。 現段階での手続状況といたしましては、これまでの原案の作成作業を行ってきたところであり、今後は、その原案内容に関する住民説明会を本年3月23日から開始してまいります。 その後、4月6日に原案の公告縦覧を行い、公聴会の開催、案の公告縦覧、各審議会を経て、本年6月をめどに見直しを終了させる予定となっております。 ○議長(知念辰憲君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) おはようございます。3項目め、識名トンネル建設問題に係る副市長の見解につきましては、本市の一般行政事務の対象でないことから、答弁は行わないことといたします。 続きまして、5項目め、自衛隊配備問題について、予定地反対住民に話し合いを申し入れたいと市長は発言していますが、話し合いが進展しない場合に判断に影響はあるかについてお答えいたします。 4地区公民館の皆さんとの話し合いにつきましては、これまでも各公民館長に直接日程の調整をお願いしてきましたが、残念ながら今日まで実現しておりません。 しかしながら、今後とも地区公民館の皆さんの意見を直接聞く機会が持てるよう努力してまいります。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) おはようございます。施政方針に関して、来年度もサンゴ関連の事業を実施するかについてお答えをいたします。 サンゴは本市における観光資源、漁業資源などの核でもございます。海の生態系を維持する大切な役目を担っております。しかしながら、平成28年の海水温上昇により、石垣島周辺海域のサンゴに大規模な白化現象が確認をされており、平成29年においては多くのサンゴが死滅をいたしております。 市といたしましては、サンゴの回復と持続的な保護を図るため、石垣市観光交流協会、八重山漁協、八重山ダイビング協会、石垣市立小中学校校長会等などで構成するサンゴ復活プロジェクトを立ち上げ、市民参加型のギネス世界記録への挑戦と銘打ちまして、本市の観光資源の魅力発信とサンゴの保全活動の機運を高める取り組みを行いました。 サンゴ養殖レッスン最多参加者数のギネス世界記録への挑戦には、親子を含め267人の市民参加があり、その後のサンゴ苗づくり体験では1,000本のサンゴ苗をつくり、サンゴの復活に向けた取り組みを行いました。 残念ながらギネス世界記録への認定はかないませんでしたが、参加された方々からは、サンゴの養殖、移植等にサンゴ保全の取り組みを進めてほしいとの声が多くございました。 市といたしましても、来年度はサンゴの保全を中心としました環境教育の充実を図るため、石垣市の子どもたちがサンゴの育成研究に取り組める環境づくりを、サンゴの保全育成の取り組みとして推進を引き続き行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) おはようございます。施政方針についての2項目、質問要旨2の国内観光客の取り込みについて、観光地としてどう取り組み振興を図るのかについてお答えいたします。 現在、国内観光客の旅行形態は、団体旅行から個人旅行への移行や周遊型から体験型への旅行スタイルの変化、交通条件とIT整備による旅行先の分散、海外旅行への増加など環境の変化が見られます。特に観光地が地元ならではのプログラムを企画し、旅行者が現地集合、現地解散し、地域資源そのものの魅力を生かした体験や交流による新しい観光の形態、着地型観光へと変化しております。 国内観光客への取り組みにつきましては、本市の強みである恵まれた自然環境の保全と石垣島ならではの独自の伝統文化などを本市の財産として維持し、その価値を高め、ニーズに合わせた体験交流型の観光商品の発掘などをマネジメントすることが必要だと考えております。 具体的には、国内初の星空保護区認定を踏まえた広報イベントや、光害や環境問題を考える啓発活動の一環として、シンポジウムやワークショップなどを開催し、日本国内における星空を資源とした星空ツーリズムの構築を目指します。 また、石垣島独自の豊かな風土で育まれた文化観光の取り組みとしまして、石垣市民会館を拠点とした伝統芸能の実演や、強い発信力を持った質の高い美術工芸などの企画展示による観光の場づくりを行い、国内観光客の取り込みを進めていきたいと考えております。 また、これまでも本市観光の振興に向け、連携、連動して各種の取り組みを行っております、観光を初めとする関連関係団体との相互の事業を強化し、より効率的、かつ一体となった観光事業の振興を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 農林水産部長、山田善博君。 ◎農林水産部長(山田善博君) おはようございます。4項目め、施政方針について、質問要旨3点目、食肉センターのHACCP認定までの実質稼働の具体的なめどについてお答えいたします。 HACCPとは、厚生労働省所管の食品等事業者みずからが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、これらの危害要因を除去または低減されるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。 新年度からHACCP導入に向け、八重山食肉センター、沖縄県八重山保健所、石垣市、JAおきなわの関係機関でHACCPに関するチームを編成し、システム及び適用のためのガイドラインの手順に沿って取り組み、年度内導入を目指したいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、長浜信夫君の再質問を許します。なお、長浜議員よりパネル使用の申し出がありますので、それを許します。 ◆17番(長浜信夫君) 再質問を行います。 まず、男女混合名簿についてからお伺いいたします。 現場サイドから名簿のことについて、困るとか、煩わしいとか、そのような声があるのかどうか、説明を求めたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 まず、導入してない学校の理由としましては、県や国に対して行う各種調査、健康診断、体力テスト等において、男女比、男女別で掲載することが多いということが上げられております。特に男女においての差のある小学校高学年から中学校にかけては、調査等の際、男女別の名簿が必要となり負担過重となること、教科によっては男女別に行う文書整理、処理に当たっては男女別のほうが都合がいいなどの意見がありました。 導入している幼稚園や小規模の学校では、男女分け隔てない取り組みにより、一人一人の人権を尊重できること、この尊重の姿勢が、これからの教育には必要不可欠であるということでございます。 このことにより、教職員の意識改革を行う意義をいろいろな研修等で行っていけるよう取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。
    ◆17番(長浜信夫君) 性差とか個の尊重を重んじて、男女区別なくということから、男女の混合名簿を導入するわけなんですけども、最近ではLGBTの多様な、そのような性の尊重が叫ばれている状況です。 それで、個々の内面にかなり複雑なものがあって、精神的な内面も多々あると思います。このような立場にある生徒の人権にも配慮した混合名簿の果たす目的は、趣旨もそうなんですけども、大きいと思います。 ところで、本市は平成21年に石垣市男女共同参画推進条例が制定されておりますけども、学校でこのような男女の混合名簿を導入することによって、早い時期から意識の向上を図っていくことによって、市が目指す男女共同参画推進に相通ずるものが私はあると思うんです。 この第3次いしがきプランにもうたっています。学校教育や社会団体と連携した意識啓発とその重要性が述べられておりますので、ぜひ先ほど申しましたように、学校現場でもそのような導入の輪が広がっていくように、ぜひお願いしたいと、そのように思っております。 この件は私見を述べて、次に進まさせていただきます。 川平地区の景観についてであります。 私は、この件については以前にも、昨年の3月議会ですけども、質問を行っております。川平景観地区は、現在7メートル以上、2階以上の建築物は今制限されております。地元公民館は当初から、この区域はそのままにしてほしいと要望も出しておりましたけども、昨年1月、出ております。 しかし、当局は現在、聞くところによりますと、建設予定のホテルのためにスケジュールを合わせた格好で手続を進めているようだと話、聞こえてきます。地元の合意にもかかわらず、当局はこのまま手続を進めるのかどうか、答弁を求めたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 川平公民館からの要請を受けまして、川平公民館において地域の方々と意見交換等を行っております。その結果、景観等の見直しにつきましては賛成、反対などさまざまな意見を頂戴しております。変更につきましては、公民館の同意取得の義務はございませんけれども、内容について対象である石垣市民にしっかりと説明をしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 石垣市民の説明は結構ですよ。しかし、肝心な地元の同意がないんですよ。ですから、地元の合意を無視してでも進めるんですかというのがそこなんです。強引過ぎると思いますよ。これまでも地元の合意がないにもかかわらず、当局は何度もこのことを、行政を進めてきて指摘されてきたはずなんです。今回も一緒です。にもかかわらず、何もまた変わらないと、同じじゃないですか。地域説明会を4月3日に行う予定のようですけども、いろいろ手続があります、今後。都計審への手続は、そのスケジュールはいつごろになるのか、答弁を求めたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 現在、住民説明会後は4月6日に原案の公告縦覧を行い、4月20日に公聴会を開く予定としております。具体的な日にちが決まっているのはここまででございます。その後、4月下旬に案の公告縦覧を行い、5月に景観形成審議会並びに都市計画審議会を行う予定となっております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) この件は、リゾートホテルの建設が背景にあると伺っておりますけども、重要な地区です、皆さんも認識したとおり。どうしてですよ、現行の7メートル、2階までの高さの制限があるはずなんですけども、どうして重要地区であれば、この基準の中で建設するように行政として指導はできないんですか。そこの説明を求めたいと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前10時31分                               再 開 午前10時31分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) お答えいたします。 当該開発申請許可がおりておりますけども、それにつきまして、それ以後の変更等はございませんので、指導のしようがございません。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) どうして私がこれ聞くかと申し上げますと、当局はこれまで島の景観を守るために、地域の皆さんには高さ制限について7メートル以下ですよ、2階以上はつくらんでくださいよと、このように指導してきたはずですよ。地域住民も一緒になって、それに地域の皆さん、協力してきました。行政と一体となってですよ。それを今回、ホテル建設があるからといって、高さ制限を変更することになります。早い話が、地域住民よりは企業優先ということですよ、行政は。 今、建設予定のホテルが2020年12月1日オープン予定で、10階建ての360室だと伺っております。どうしてそんなに、相手は会社ですから、利潤追求の施設をつくるはずなんですけども、と思いますけども、しかし、行政がそのような、そういう景観を壊すような状況を許していいのかと。そこを問いたいわけなんですよね。 伺います。現在、このホテル建設ですけども、既に開発行為は出ておりますね、出ております。建築はどうして現在までなさらないのか、大分期間がありますけども、そこの説明を求めます。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 なぜ建設が進まないかというご質問だと思いますが、ご指摘につきましては、事業者の都合によるところであると思いますので、市のほうではわかりかねるところでございます。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) これほどの大きなリゾートホテル建設される予定なのに、企業に対してどうしてなのか、そこのところ行政が知らないのはおかしいと思いますよ。ちょっと無責任じゃない。重要な地区にこんな大きなリゾートホテルができるのに、知りませんって、それこそ行政の任を果たしてないと思いますよ。だから、いろいろ地域住民も不安がるし、いろんな臆測が飛び交いますよ。そうでしょう。そう思いますよ。 現在、景観地区は川平のほかに観音堂、獅子森、ありますけども、制限を緩めると私は島の風景が次々壊されていくような、そんな気がします。開発が進んで島の原点を失って、後で取り返しがつかなくなった、そのような状況になると思います。最大の観光資源となる景観を守る上からも、今後、とても憂慮いたします。 川平地区の山並み、皆さんもご存じですけども、私たちは常日ごろ生活しているから、感動はそれぞれですけども、観光客は、島を訪れた方はとても感動いたします、山並みを見て、集落景観、そういう場所に高層ビルができるということは、ちょっと私はなじまないと思いますよ。がっかりです。 ここで写真を見ていただきたいんですけども、カメラ、ズームアップできますか。写真ですけども、これです。仲筋のほうから吉原です、眺望する、駐車場ありますけども、そこから下、見た写真です。私もしばらく、久しぶりに行きましたけども、感動しました。島にそんな美しいところがあるんだと。 こういう写真に──どうぞ、見てください。この絶景の風景に突出したホテルができると、私はとても台なしになると思いますよ。ここです。同じ写真ですけども、この印した場所に高層ビルができるわけなんです。景観が台なしになります。10階建てですよ。これだけ突出しますね、もちろん。そういう予定になっていると聞いていますけども、当局はそのような景色にこのような高層ビルができること自体、どう認識なさるのか、答弁求めます。よろしいですか。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘につきましては、現在、そのようなことは聞いておりませんので、お答えのしようがございません。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 皆さんが開発許可を出して、行為許可を出して、そのようなリゾートホテルの話は聞いてないというのは、ちょっと皆さん無責任ですよ。現場行ってごらんになってくださいよ。看板も建っているじゃないですか。企業名もちゃんと表記して、予定場所と、そういうところ知らないで、この場でよく言えますね。おかしいですよ。 石垣市の本市の都市計画マスタープランがあります。概要版ですけども、土地利用の方針、自然環境共生地域として、自然環境共生地域については、集落と農地及び森林等の自然環境と調和した土地利用を図る地域とし、無秩序な開発は抑制する。とかですよ、特に川平地区のことです、西部地区とくくりしてあるんですけども、川平は風光明媚な観光地、観光施設と集落、そして自然と調和のとれた地域づくりを進めていく。まさしくマスタープランではそううたっているんですよ。 ですから、皆さんのやっていることが、果たしてその計画に沿ってやっているのかどうか疑わしい、この経過から見ると。この島の宝を次々と壊して、島の魅力を失っていく。先ほど申しましたけども、外資資本に島を、自然を壊されて、後で気づいたときは手おくれになります。大変危惧します。 冒頭の施政方針にもありましたよ。答弁で、観光客の取り込みについて、本市の強みである恵まれた自然環境の保全に努めていくと、ちゃんと答弁もしてます。ですから、皆さんの答弁と行政の進める手法がちょっとおかしい。整合性がない。そう思います。 先ほど申しました、景観地区は3カ所あります。今回、川平と観音堂地区、2カ所が制限の緩和となりますけども、どうして2カ所なのか、説明を求めたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 景観地区につきましては、川平地区、観音堂地区、獅子森地区の3カ所がございます。今回、景観地区等を見直す理由は、社会情勢の変化を受けまして、国際観光都市の確立、また防災に対する必要性があるためでございます。 川平、観音堂につきましては、その必要性に応じた場所であるということから、見直しの対象としているところでございます。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 社会情勢等も述べていますけども、それに応えるために、この地区でなくてもよろしいでしょう。重要地点を規制緩和して、それが規制をされて、重要区域だからこそ観光客が来るんですよ、自然が守られて、逆に。 防災の観点を述べました。おかしいですよ。調査しました。そこに高層ビルができたって、防災の観点は優になりません。なぜか。この建設場所から300メートルの地点に川平2号線、石垣線があります。今延伸工事しております。市道9号線、底地線があります。それぞれ海抜20メーター、24メートルです。十分じゃないですか、避難に。わざわざ低地にある高層ビルまで人は向かって避難しませんよ。防災の観点なんて言わんでください。現場はそのような状況にあります。地理を見てください、地形を。 海岸線に近い場所をホテル建設のために制限を弱めるということになっていますけども、本市観光資源となる自然景観の保護、保全、先ほど述べておりますけども、私は皆さん、逆行しているというような、そんな行政に見えてきます。守るべきところは守っていかなければ、島の魅力を失って、後世に大きな禍根を残すと思いますよ。そう申し上げたいと思います。 そして、これを機に、この有名な、世界中に有名な川平湾を臨む場所に次々とホテル建設の私は申請も来ると予想されます。この川平景観地区は、国内の百景百選、あるいは世界のミシュラン、登録されて、名実ともに世界的に評価の高い、風光明媚な観光地です。 しかし、こういう景観を失ってしまえば評価はがた落ちしますし、このことは大変憂慮されます。 さて、川平一帯、文化財保護区に指定されております。最重要地区です。この予定されたホテル建設は、今後あしき前例にならないかどうか、私は大変憂慮しますけども、当局はどのようにお考えか、答弁を求めます。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前10時45分                               再 開 午前10時45分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 川平景観地区につきましては、自然保護を重視するとともに、また景観に対する地域の考え方も聞きながら、しっかりと内容につきまして説明をしてご理解をいただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 文化財保護法の最重要地点の川平区域です。いろいろと文化財ですから、文化庁とかいろいろ行政も各機関もかかわってくる大きな重要な場所なんです。 再度お伺いします。地元公民館初め住民の反対があります。それでも、なおかつ手続は進めるんですか。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 景観地区等の変更につきましては、内容等につきましてご理解がいただけるように丁寧に説明申し上げて対応していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 行政のごり押しのような気がしますよ。強引さがあります。地元の意向が反映されない行政は、まさしく強権的です。地域住民よりも企業優先だと。地元猛反発で、抗議も辞さないと怒っていますよ。そのことを強く皆さんに申し上げたいと思います。 識名トンネル問題について、副市長の姿勢を伺いたいと思います。 副市長、待って、まだ続けます。答弁もありましたけども、本市の事務でないことはよく了解しております。しかし、公人で社会的地位のあるお方が最高裁まで今現在争っています。しかも、本市の副市長という立場にあって、私はその姿勢を問うているわけなんです。 昨年9月議会で一審判決後に同様な質問行いましたけども、今回と同じようにノーコメントでした。紛れもなく漢那副市長自身にかかわる問題ですので、避けることはできません。前回もそうでしたけども、全く副市長は責任を感じていられないような気がいたします。人ごとのような感じがしております。そういう印象持っています。 そこで伺います。新聞報道には別な話と認識しているので進退は考えていない、コメントなさいました。前回もそうでしたけども、しかし、一般社会的な通念上、一審、二審まで来れば、市民や市に対してこれ以上迷惑かけられないと、みずからの進退を考えるべきだと思いますけども、副市長、どうですか、見解を求めます。 ○議長(知念辰憲君) 副市長、漢那政弘君。 ◎副市長(漢那政弘君) 長浜議員の再質問にお答えをします。 識名トンネルの建設問題に係る、私のことでございますが、その裁判について見解を聞きたいということでございますが、進退も含めて。当該質問につきましては、先ほど総務部長のほうで答弁しております。私ども石垣市の一般行政事務の対象ではないということでございますので、私のほうからの答弁は行わないということにいたします。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 前段にお答えしました。本事務は本件の事務じゃないので了解しております。ただ裁判の結果が社会的な影響及ぼしておりますので、そこのところを副市長に、現在副市長ですから、私たちのね、見解求めているわけなんですよ。ということは一審、二審が認定しております。そういうお方に市の行政の事務を安心して任せることができないということになるんですよ。ほかの機関での事務でそういうことがあったわけだから。 ですから、私は副市長にそのままとどまることはふさわしいとは思っておりません。私は副市長が決断を持って進退を考えたほうが本市のためにもなるし、中山市政のためにもなると思います。そのことを申し上げます。 施政方針についてであります。本市は70周年記念事業の一環として実施しました、本年度、ギネス記録挑戦、失敗に終わってお粗末だったと申し上げたいと思います。 サンゴ復活応援プロジェクト、当初観光体験のプログラムとして、ダイバーや観光客の参加を対象にしておりました。事業を今回、引き続き、来年度実施するならば、私は地道な事業でも、市民にサンゴ保護の啓発向上を図っていくことが大事だと思っております。 ですから、ギネスも、こういった大々的なものじゃなくても、地道な事業であってもということなんですよ。今回、そのようになさるようですけども、しかし、本年度、今年度1,000万円の事業でありました。国の補助があるといっても、本市の持ち出し200万円であります。皆市民の税金ですよね、使われております。ですから、効果と実のある事業として、当局に取り組んでいただきたい。そのように申し上げたいと思います。 観光客の受け入れ基盤強化です。観光交流協会等がさまざまなアンケート実施をしていると思います。そこで、市に対しても要望もありますでしょうし、観光客のニーズをかなり把握していると思うんです。 その中でいろいろあると思うんですけども、私は施設の整備、何遍も議会でこれ観光地の施設がどうのこうのって各議員が皆質問しています。施設の整備初め、あるいはWi─Fiなどの通信整備、あるいは観光地の環境美化整備、このように受け皿としての観光客の満足を高めること、こういう努力が私は必要になってくると思います。 今は137万円とか、来年度はまたそれ以上の目標するとか、薄利多売のものにしかやっていない。量だけをいつから質に転換するという話をしていますか。質を高める工夫がない。満足して帰れません、観光客は。観光行政が追いついてない現状なんです。だから、それだけ皆、議員の皆さんが各意見、要望等をこの議場で皆さんに要望しているわけなんです。今後ともこういう取り組みの強化を当局にはお願いしたいと思います。 私見を述べて、次行きます。食肉センターです。 HACCP導入について、30年度内に実施する旨の答弁がありました。畜産農家は本当に大変待ち遠しかったと思います。 さて、昨年の9月は、今まで国内の牛肉を禁止しておりまして、輸入禁止していました台湾が昨年9月、解禁しましたけども、県の輸出は、前年度比6.6倍と過去最高を記録しております。 現在、外国へ輸出するには、鹿児島で肉用牛を輸送して屠殺する必要があります。輸送による牛への悪影響、あるいは諸経費がかかって、当然価格が上がってきます。この件、私、HACCPについては以前も質問してあります。 県内にHACCP対応の加工施設があれば、今ありませんので、あれば、本市がいち早く管理すれば、県外に送らずに済み、県内の屠殺を本市でみんな行うことになると思っているんですよ。本市でやることになると思います。畜産農家の生産意欲がますます増すし、また活発になると思いますので、私はこの展望は開けると思います。ぜひ、今回の皆さんの取り組みに期待をしております。 施政方針は、美辞麗句の文言で並べたものじゃなくて、全般にわたって実効性が伴う、そして大きな成果を得るように、皆さん方に取り組みを求めたいと思います。 自衛隊配備についてです。 去った15日、抗議に訪れた4公民館に、市長は配備に向けた受け入れ手続をとったことは配慮が足りなかったとして、おわびがあった旨の報道がありました。私は、市長のこれまでとり続けた行動を見たときに、謝罪があってしかるべきだと常々思っておりましたが、反面、どうして今ごろなのかという感もします。 冒頭の答弁で私は、4地区との話し合いがもしそのままいくと判断に、市長の判断に影響があるかと問いました。その答弁はありませんでした。ただ話し合いを申し入れたいという答弁だけでした。 以前も質問しましたけども、市長は4公民館と話し合いの約束をほごにして、そして議会答弁も軽視する言動がありました。私は、そのことについて謝罪を市長に求めましたけども、ありませんでした。 改めて伺います。4公民館や議会に対して謝罪をすべきと思いますけども、市長、どうですか。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前10時58分                               再 開 午前10時58分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 新聞報道での謝罪という形で捉えていると思いますが、それに関しましては4公民館の皆様が私の新聞、選挙後の報道等に関しての抗議という形で訪れていただきました。その際にお話しさせていただいたのは、私は受け入れの表明をしたことはありませんと。ただ詳細な情報を知るために、手続の開始については了解をしましたと。そのことを公民館の皆様方にはお話をさせていただきました。 その時点で公民館の皆様から、だとするならば、その手続を進めること自体が受け入れ表明ではないということを前もって公民館のほうに、皆さんのほうにお伝えしてほしかったというようなお話をいただきましたので、その点に関しては配慮が足りなかったということでおわびをさせていただきました。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) それはそれでわかりますよ。今、私が市長に伺っているのは、議会のこの場で4公民館と早急になってお話を申し上げたい。そして、議会にもそのことをお約束、私たちに、皆さんにお約束したはずなんですよ、議会で。市長は、そのことをなされなかったことに対して、4公民館の皆さんにも、私たち議会の皆さんにも謝罪してあってしかるべきじゃないかということを伺っているわけなんですよ。市長、記憶ないですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 繰り返しお答えいたしますが、新聞報道で謝罪と出ていた分に関しては、先ほども申し上げましたように、受け入れの表明ではありませんと。4公民館の皆様方ともお話をしたいという態度は議会のほうでも、そしてまた4公民館の皆様にも文書、そしてまた電話等での申し入れもさせていただいております。 ただ直接お会いしてお話する機会がない段階でございましたので、その時点で、防衛省に受け入れ表明ではないと明確に伝えた上で、手続を開始すること自体は了解しますと。これは詳細な情報をいただいて、その情報を市民の皆様にオープンにして、議論を深めるために必要な手続として手続を進めることは了解するということは伝えました。 そのことをせんだって来られました4公民館の代表の皆様方にお話をした際、公民館の皆様から出てきた話は、そうであるならば受け入れ表明ではないと、記者会見自体がですね。手続を進めることを了解すると。それは情報を得るための手段であるということを自分たちに先に伝えておいていただければ、そういう嫌な気分にはならなかったというお話でしたので、その点に対しては配慮が足りなかったということで謝罪をさせていただきました。 これ公民館の皆様、そしてまた議会の中でお話した分と整合性がとれてないということではないと思っていますので、あくまでも新聞で出ています謝罪という報道に関しましては、手続を進めることイコール受け入れ容認ではない、受け入れ表明ではないということを明確に伝えた上で記者会見をしなかった。それを公民館の皆さんに明確に伝えた上で記者会見をするべきだったのではないかという言葉に対して、配慮が足りなかったので申しわけございませんでしたということを言わせていただきました。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 私は、議会での発言も軽々に発言してはいけないと思うんですよ、市長。議会で明確に、この場でどなたか議員の質問事項で明確に答弁したんですよ。それがなされなかったので、私はそれを市長に伺ったわけなんですよ。 私は、市長の答弁については紛らわしい、わかりづらい、なかなか、明確にはっきり言わない部分が多い。不透明さが残るんですよ。今の説明もわかりづらいから、やりとりがかみ合わないんですよね。いいですか。 市長は、反対住民の話し合いを聞いてないので、どのような判断するかは何とも言えないと。それはマスコミでありました。 地域住民は、当初から明確に反対と抗議を何度もやってきたわけなんです。そして、配備の手続の撤回を求めております。このままでは、皆さんが話し合いを申し入れても、地域住民が応じる状況にはないんですよ。 ということは、市長、これまで述べてきました、地域住民と話し合って、そして私が判断するということを何度も述べてきましたけども、この材料が、判断の材料が欠けてしまうということになりますね。その問題を市長はどう動かすのか、そこを伺いたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 引き続き、4公民館の特に周辺、一番近い開南地域等も含めまして、その周辺住民の皆さんからは賛成、反対、双方の意見も聞かせていただきたいというふうに思っています。また、特に反対されている皆さんに関しましては、どういった点が心配で、どういった点が反対なのか。また、疑問がどういうことがあるのかということを聞かせていただきたいというふうに常々申し上げております。 防衛省が出しております防衛大綱での南西諸島への自衛隊の配備に関しましては、今の国際情勢等を鑑みますと、配備については理解できるということを何度も申し上げてきております。国防安全保障は国の専権事項であるということで、その旨、お話をさせていただいておりますが、ただ実際に配備となりますと、地域の皆さんの心配事や不安な点等があると思いますので、その点に関しては、そういった情報を収集して、話し合いの中でそれを聞かせていただいた部分で、私が石垣市の代表として防衛省なり国なりに、石垣市民、また周辺住民の皆さんはこういった不安がありますよということをお伝えして、それに対する回答等を得て、それをまた市民の皆様にオープンにして情報提供していくという体制をとっていきたいというふうに考えております。 改めて申し上げますけども、手続、それは詳細な資料を得るための手段でありますので、受け入れ表明ではないということは明確にお伝えしておきたいと思います。そして、4公民館の皆様に対しても、これからも話し合いの機会をとっていただくようなことをお願いをしていきたいというふうに思いますし、実際に聞かせていただいた情報を国に、また防衛省に伝える機会というものは、ぜひ生かしていただきたいというふうに思っております。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市長の答弁ですよ。受け入れを表明をしたわけではないとおっしゃいますけども、答弁聞いていると、受け入れ側の答弁なんですよ。既にニアンス的にそのようにしかとれないんですね。 配置図を見てどうのこうの、地元住民と要望等伺うというけども、地元住民は明快ですよ。配置図がどうのこうのじゃないんですよ。見せられて、さらに不安が増長するのか、あるいはそういう形になるのかと概要は把握しても、しかし要望等はありませんよ。なぜか、単純明快です。配備は反対なんだからです、もともと。単純明快ですよ。 だから、このことはそれだけ地元予定地の4公民館が反対してきて、抗議してきて、市長も百も承知じゃないですか。知っていて、配置図を見せて、要望等承って調整して最終判断する、国と調整する。おかしいんですよ。私は、今の状況で市長が最終判断するとなれば、それこそまさに住民を無視する強権政治、そう思います。 私の立場なら、地域住民の猛反対があって、この場所でもう配備はできませんと、私ならそう判断しますよ。これが市長として、行政の長として、住民側に立った市長のとるべき判断じゃないですか。市長は、この考えはみじんもないようですけども、どうですか、伺います。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 自衛隊の配備に関しましては、国の専権事項ということを何度も申し上げてきております。防衛大綱に示されているとおり、南西諸島への自衛隊の配備に関しましては、今の国際情勢等も鑑みますと、配備に対しては理解ができるということを態度として出させていただいております。 そのことに関して、市長として明確に反対すべきだというような話は、それは考え方の相違だというふうに思いますので、ただ周辺住民の皆さんの中でも賛成されている方もいらっしゃいます。また、石垣市全体を見ますと、自衛隊配備を推進する皆さんもいらっしゃいます。いろんな市民の意見の声がある中で、それを聞かせていただいて、総合的に判断するのは市長の仕事だというふうに思っておりますので、周辺住民の反対されている皆さん方とも、ぜひともお話し合いをさせていただいた中で、意見等もしっかり聞かせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市長がよくおっしゃいます。安全保障は国の専権事項だと常々申し上げています。しかし、選挙期間中もそうでしたけども、いいですか、市長。ここに来て、専守防衛なら認める、他国を直接攻撃するミサイル基地なら認めない、こうおっしゃっております。私は、この発言自体、おかしな話ですよ、そう思っています。なぜか。これまでずっと国防安全保障は国の専権事項だと言い続けてきて、今度は専権事項の内容について踏み込んで言及する。発言に矛盾があるんじゃないですか。答弁求めます。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 我が国の自衛隊に関しましては、他国を攻撃する手段を持たない、専守防衛の組織だというふうに理解をしています。ですから、ミサイル基地、私が判断しているミサイル基地というのは、直接他国の領土を攻撃できる大陸間弾道弾等を配備した施設であるならば、ミサイル基地だというふうに言ってもいいと思っておりますが、今の自衛隊にはそういった装備はありませんので、そういうものであるならば反対するということに関しましては、国の専権事項と日本の安全保障、国防が国の専権事項ということと何ら矛盾しないと思っております。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 市長、国防安全保障は国の専権事項です。私がとやかく口を挟むものではない。そういうことも今まで発言してきました。ミサイル性能がどうであれ、大陸弾ミサイルであれ、その性能がどうであれ、いずれも配備については国の専権事項じゃないですか。これまで国の専権事項に、さっきも言いました、口は、市長が、一地方の市長が口を挟むべきではないとおっしゃっておりましたけども、私は市長がミサイルの性能の中まで言及して反対するとか賛成するとか、そういう話にはならないと思いますよ。私は市長の発言の自己矛盾だと思います。 選挙後の報道インタビューです、市長、自衛隊配備は賛成の砂川さんと票を足すと1万9,000票近くあると。その意味で一定の民意は出ているということが報道されておりました。何度か報道されましたよ。これ明らかに間違っています。なぜ市長は賛否を、なぜか申しますと、市長は賛否を明確にせずに選挙に臨んだわけなんですよ。それで、みずからの票、全て賛成と解釈している。ちょっとこれは無理があるんじゃないですか。 もう一つ、申し上げます。市長はさまざまな政党の推薦を受けておりました。平和の党を掲げた配備反対の議員もおります。その支持者は配備に容認、理解を示したものではないと私は思料します。市長の認識は誤りと思います。そこで、市長、待って、伺います。砂川氏は平得大俣について白紙に戻す訴えでありました。配備反対の宮良氏とあわせると、現段階で明らかに予定地は反対だということになります。そこのところ、市長はどのように見解お持ちですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 記者会見、共同記者会見がありましたけども、その際にお話をさせていただきました。新聞報道等、各社によって違いますので、それを幾つか見ていただいたらわかると思うんですが、私がお話しさせていただいたのは、記者からの質問は、今回の分で自衛隊配備に関して民意は出たかというようなお話でしたので、ある一定の民意は出たと。 それは私の選挙においても、公開討論会等でも話しました。これまでの態度もそうですが、国防安全保障は国の専権事項と、それに対しては理解をしているということを唱えている私と、そして平得大俣は白紙撤回だと、住民投票も含めてやるんだと、自衛隊配備に関しては賛成だといった砂川さんの票もありますと。 そういった票もある中で、明確に反対として訴えたのは宮良 操さんだけでしたので、宮良 操さんの票が九千数百票ということに関しましては、明確に反対だという意思表示をした方に関しては、これだけの票だったという意味での、ある一定の民意は出たんじゃないですかというお話をしましたが、その中でも私に票を入れていただいた方でも、自衛隊配備には反対だけども、消極的だけども、今の観光やさまざまな市の振興に関しては、中山の政策がいいから中山に入れたんだという方もいるというふうに認識していますという話をしました。 もちろん砂川さんに入れた方でも、自衛隊配備も反対だと。だけど、砂川さんとのいろんなおつき合いとかで入れた票もあるでしょうということもしました。当然、宮良さんに入れた票の中でも、宮良さんの自衛隊配備反対ということには意見は一致しないんだけども、これまでの政策等も含めて宮良さん応援するという人もいるでしょうという話をさせていただきました。 先ほど長浜議員は、中山義隆に入った票が全て自衛隊配備容認ではないぞということをおっしゃいましたが、その質問自体が今自分でも矛盾していることは気づいてないでしょうか。宮良さんの票と砂川さんの票を足したら自衛隊配備反対だというのが、市長の票を上回っているというのが意見だと思うんですけども、それこそ砂川さんに入った票、宮良さんに入った票を全て自衛隊配備反対の票とカウントしているという時点で、質問自体が矛盾していると思います。 そこは市民の皆さん、いろんなご意見あると思いますので、今後とも話し合い等を重ねた上で判断をさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 矛盾ないですよ、市長。市長の砂川氏とあわせて賛成の民意が云々言っているけども、同じ論法でいくなら、私は砂川さんと宮良氏を足せば、明らかに予定地の平得大俣については反対の民意ですよということを言っているわけなんです。自衛隊の反対じゃないですよ。予定地についての平得大俣と、私、それを言っているんですよ。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 今、質問の中で長浜議員がおっしゃったのは、中山義隆に入った票の中には、反対を言われている方の票もありますよという話をされましたよね。             〔何事かいう者あり〕 はい、そういう質問されましたね。そういう認識であるならば、砂川さんに入った票、宮良さんに入った票の中にも賛成、反対、いろいろ意見があるわけですよ。それなのになぜ中山義隆に入った票が賛成票とみなさず、宮良さんと砂川さんに入った票を足して反対票だとみなすかということ自体で、認識に矛盾があるんじゃないですかということをお話しさせていただいています。 ○議長(知念辰憲君) 長浜信夫君。 ◆17番(長浜信夫君) 双方の言い分があると思うんですけども、意見の見解があると思うんですけども、市長がそういう認識であるなら、逆にそういう認識も成り立ちますよ。そのことについてどうですかと、私、それを投げかけたわけなんです。だが、今の答弁でその話はそれでいいでしょう。 時間がありません。平得大俣は、私は予定地の平得大俣については明確に反対の意思が出ていると思います。市長にはそのことを受けとめていただきたい。 ミサイル配備が抑止力だと、戦を前提にするような考えではなくて、どのようにすれば争いを避けることができるのか。そういう平和的な考えに私は立つべきだと思います。ずっと私が述べてきました。経済や外交を密接にしていくことこそ、私たちの懸命な知恵だと思います。 市長は選挙公約や施政方針において、国際観光都市に取り組むことを表明しております。今いろんな施策を打ち出しました、そのために。であるならば、踏み込んでやりましょう。日中平和友好条約40周年記念の節目になります。国際観光都市を目指すというならば、中国沿岸部と航空基地を開設して相互の交流を活発にする。このような大胆なスケールを、大きな施策打ち出したら、私はこの島のさらなる平和の発信の島としていけば、今現在の中国の…… ○議長(知念辰憲君) 時間ですので締めてください。 ◆17番(長浜信夫君) 海警局艦船も私は引き揚げると思いますよ。 ○議長(知念辰憲君) 長浜議員、締めてください。 ◆17番(長浜信夫君) 締めます。そのことを私は市長に申し上げて、ミサイル基地は反対することを申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。終わります。 ○議長(知念辰憲君) 以上で、長浜信夫君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午前11時18分                               再 開 午前11時29分 ○議長(知念辰憲君) 再開いたします。 次の質問者、仲嶺忠師君の質問を許します。仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) こんにちは。先日、ご通告申し上げました項目につきまして、本員の所見を述べながら質問、提言いたしますので、当局の明確、簡潔なご答弁を求めます。 まず初めに、新川冨崎地区水道水供給不足問題についてお尋ねいたします。 この件につきましては、昨年12月議会において質問した際に、阿香花配水池系統の減圧弁に異常がないか調査するとの答弁をいただきましたが、その後、調査はなされたのか。調査したのであれば、水道水供給不足の原因を特定できたのか。また、水道水供給不足問題を解決する対応策として、阿香花配水池系統と名蔵配水池系統を接続する必要があり、石垣の塩工場前の県道石垣港伊原間線を横断しているボックスカルバートに配水管の変換について、沖縄県八重山土木事務所と協議を進めているとの答弁もいただいておりますので、現在の状況についてご答弁願います。 次に、自衛隊配備計画についてお尋ねいたします。 去る市長選挙後のマスコミ報道において、「一定の容認の民意はあったと感じている」との市長の発言が報道されていますが、市長選挙の結果を踏まえて、市長の認識について。 また、自衛隊配備計画に反対している4地区公民館との対話については、「話し合い拒否という状況なら、意見を聞けない中で判断をしなければならないという状況になる可能性もある」と、当選後のインタビューにおいて発言しています。今後、4地区公民館との対話についてどのように考えているのか、ご答弁願います。 最後に、高齢者配食サービスについてお尋ねいたします。 現在、石垣市高齢者の食の自立支援事業として実施されている高齢者を対象とした配食サービスですが、年々希望者が増加し、今後も対象者の増加に伴い配食サービスを希望する方がふえると思いますが、配食サービスの現状と課題及び配食サービス委託先の拡大についてご答弁願います。 以上、質問申し上げ、再質問は自席より行います。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君の質問に対する当局の答弁を求めます。水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) 仲嶺忠師議員から2点ご質問をいただいております。順を追ってお答えいたします。 1点目の水道供給不足の原因究明についてお答えいたします。 阿香花配水池系統から配水しております冨崎地区高台の水道供給不足の原因につきましては、周辺ホテル等の水需要の増加及び周辺地域の水の使用時間帯の集中が考えられます。また、阿香花配水池系統に設置されております減圧弁及びストレーナーのつまりも原因の一つと考えられましたので、去った1月24日午後11時30分から翌日の1月25日午前1時30分の間、減圧弁の点検及び清掃を行いました。その後、翌25日午後2時ごろより、以前から相談のありました方の給水栓に携帯用自動記録水圧測定器を設置し、24時間計測を行いましたが、原因の特定には至りませんでした。 2点目の名蔵配水池との接続についてお答えいたします。 名蔵配水系統と阿香花配水系統との配水管接続に関しましては、沖縄県八重山土木事務所と道路占用の事前協議を終え、平成30年2月末で配水管布設の実施設計を完了しております。今後は、配水管布設工事を平成30年度の早い時期に発注を行う予定をいたしております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 総務部長、知念永一郎君。 ◎総務部長(知念永一郎君) 2項目め、自衛隊配備計画についてお答えいたします。 1点目の市長選挙の結果を踏まえて市長の認識については、さきの市長選挙での得票結果を受け、「一定の民意が出た」との見出しで地元紙に報道された記事についてのご質問だと認識しておりますが、市長は、選挙において、あくまでも政策全般の評価を問うものであることを前提とした上で、得票結果において、陸上自衛隊配備計画については、基本的には容認と理解を示す市長と、平得大俣では反対だが、自衛隊配備計画自体には賛成を示している候補者の得票数や明確に配備反対を掲げる候補者の得票数が出たことについて、ある意味において一定の民意が出たとも言えるとの発言であります。 2点目の4地区公民館の皆さんとの話し合いにつきましては、これまでも各公民館長に直接日程の調整をお願いしてきたところでございますが、残念ながら今日まで実現しておりません。 しかしながら、今後も4地区公民館の皆さんの意見を直接聞く機会が持てるよう努力してまいります。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) 仲嶺忠師議員の3項目め、高齢者配食サービスについて2点のご質問がありますので、順を追ってお答えいたします。 1点目の配食サービスにおける現状と課題についてお答えいたします。 高齢者に係る配食サービスにつきましては、現在、石垣市高齢者の食の自立支援事業として実施しております。当配食サービスを利用できる対象者は、おおむね65歳以上の非課税世帯のひとり暮らし高齢者や高齢者のみの世帯で、みずから、または身寄りでは食事の準備ができない方を対象とし、週に5日、月曜から金曜の夕食を1食につき300円で配食し、同時に高齢者の健康状態や安否確認を行い、食生活の改善と健康増進を図ることを目的に実施しております。 利用登録者数は、直近の本年2月末現在81名で、平成28年4月末の45名から、この2年間で36名ほど増加している状況にございます。今後、高齢者の増加に伴いまして利用者数もふえていくものと思われます。 2点目の配食サービス委託先の拡大についてのご質問にお答えいたします。 現在実施しております石垣市高齢者の食の自立支援事業による配食サービスは、石垣市社会福祉協議会へ委託しております。委託先の拡大につきましては、これまでの配食件数の増加など需要動向を踏まえながら、委託先である社会福祉協議会の供給体制など、また今後の拡大実施の可能性等も確認しながら取り組んでいく必要があるかと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き、仲嶺忠師君の再質問を許します。仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 順を追って再質問をしていきたいと思います。 まず、水道なんですけど、先ほどの答弁で阿香花配水系統の減圧弁の点検を行ったと。清掃も行ったが、原因特定には至らなかったという答弁なんですけど、ほかに考えられる原因は何かありますか。 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) お答えいたします。 もう一つの原因として考えられますものは、高台地区住宅への給水引き込み管の口径が小さく、また延長が長いために供給不足が発生している可能性も考えられますので、現在、給水引き込み管が埋設されております第3皆野宿線と皆野宿線の一部について、平成30年度の早い時期に測量設計業務を発注し、設計の完了後、配水管布設工事を行い、給水引き込み管の延長を短くし、高台地区への水道水供給不足解消に努めていきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 多分、用語的に難しい言葉がいっぱい出てきたから、市民の皆さんは余り、何の話をしているのかなという形に思っているのかもしれませんけど。部長の話によると、冨崎線から上のほう、高台のほうにある住宅地域に関しては、本管が細いということですよね。             〔(引き込み管)という水道部長〕 引き込み管がね。引き込み管が細くて、そこから枝として分かれていっているから、その分水圧が低下しているんじゃないかという話なんですけど。それと、高台と同じように、市道冨崎線沿いの住宅においても、同じように、この水圧の低下が起こっているんですけど、このことについての原因は何だと思いますか。 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) お答えいたします。 主な原因は、低地にリゾートホテル等が集中しているため、ホテルの清掃時間帯や宿泊客がホテルへ戻る時間帯に使用量が増加し、供給不足の原因になっているものと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 部長の答弁によると、低地にリゾートホテルが集中していると。清掃時間、そしてまた宿泊客がホテルへ戻る時間帯に使用量が増加していると。この問題は、私が昨年にやったときも、その地域の皆様からは、水圧の低下どころかとまっている時間帯もあるということなんです。要は、ホテルのお客さんが水道を使う時間帯、それは普通、一般の家庭でも同じような時間帯に水道を使うわけですよね。それも考えられるんですけど、前回質問をした際にも申し上げましたけど、石垣港伊原間線の工事の際に、名蔵配水池系統を切り離したのが、僕は、それが一番大きな原因だと思っているんです。というのは、それまでは、その冨崎線沿線にある住宅の方で、わざわざ減圧弁をつけて水圧を落としていた住宅もあるんです、わざわざ。しかし、その名蔵配水池系統から来ているものを切り離したがために、水圧が低下して減圧弁も外して、それでもさらに低下しているというお話もありますので。 先ほどの答弁だと、接続するための実施設計を終えているというお話なんですけど、工事の発注時期はいつごろだと考えていますか。 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) お答えいたします。 平成30年度の4月に配水管布設工事の発注を行い、管資材の納入時期にもよりますけれども、5月末には接続できるよう努力してまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 先ほど、水圧の低下している原因が特定できなかったという答弁だったんですけど、実際、この切り離したことが原因というのは、はっきりわかっているんですよね。先ほどの高台の地区に関しては、引き込み管が細いからという。それよりも何よりも、やっぱり本管を切り離してしまったというのが一番の原因だと思うんです。 今、4月に工事発注を行うのかな、5月末には接続できるようにするということなんですけど、3月に入って、観光シーズンですよ。観光客も増加して、その地域の皆様方から、要するに3月に入って観光シーズンに入ってから、やはり水道が最近低下してきているよというお話があったんです。一体、いつこの水圧が低下するものは解消されるのかと。 今後、来月末にはゴールデンウイークを迎えます、大型連休を。大型連休を迎えた際に、それこそ夏場と同様に水道が出なくなる、水道が完全に出なくなることがあるんじゃないかということを不安に思っているんです。ですから、5月末には接続できるという話ではあるんですけど。 では、その高台地区、部長がさっき言った引き込み管、第3皆野宿線と皆野宿線の配水管布設工事もやろうとしていると。それについての工事、設計業務なり工事発注の時期等を教えていただければと思います。 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) お答えいたします。 30年度の8月ごろには完了するかなというふうに計画をいたしております。             〔(完了、工事完了)という仲嶺忠師議員〕 そうです。工事発注をして、完了を8月ごろまでに終えたいと、そのように今考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 部長、再度確認しますけど、8月ごろに工事完了ということでよろしいですか。 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。
    ◎水道部長(伊良部義一君) 失礼いたしました。8月ごろの発注ということです。             〔(発注)という仲嶺忠師議員〕 済みません。訂正いたします。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前11時46分                               再 開 午前11時48分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 再度確認します。8月発注ということで、よろしいですか。 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) 皆野宿線の配水管布設工事については、8月ごろの発注になるというふうに予定しております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 8月ごろの発注。これは、工事発注だと認識いいんですよね。設計業務ではないですよね。 しかし部長、8月に発注するとなると、観光シーズン、一番忙しい時期なんですよね、夏休みで。昨年も、この時期に水道がとまることがあると、その相談を受けての質問だったんですね。8月に工事を発注します。しかし、大体工期が多分2カ月はかかるんじゃないか、1カ月で終わりますかね、これ。掘って、つないで、埋めてとなると、2カ月ぐらいあると思うんですけど。となると、観光シーズンのピークが終わっているんですよ。2カ月間、さらに言えば、7、8、9と、10月まで観光客多いですよ。その4カ月間、ここらに住んでいる皆さん方は、水道が出ないということになるんですよね。もう少し早めに発注できないですか。何でこれが8月ごろになるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前11時49分                               再 開 午前11時50分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) 8月になるという理由は、4月に測量、設計を発注いたしまして、これに約3カ月ほど要するということと、工事に、その後8月まで3カ月要しますんで、その後の工事発注となりますので、8月ごろというふうになります。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 測量業務が4月、3カ月かかる。そのような答弁なんですけど。 これは、2月4日の地元の新聞の報道なんですけど、1月25日未明に点検、清掃を行ったと。その時点で、水道部のコメントとして、先ほど言った家庭に引き込む引き込み管が細いとか、そのお話をされているんですよ。これも原因の一つではないかと言っているにもかかわらず、なぜこの時期まで来て、いまだに測量業務が……。もっと早く対応すべきじゃないですか。水がなければ生活できないですよ。一番必要なものですよ、生きていく上で。しかし、2月の4日時点で、1月の24日に点検、清掃業務を行って原因は特定できなかったと。しかし、考えられる一つとして、引き込み管が細いからではないかというのも考えられると。そのために接続の工事をやろうとしているわけですよね、今、高台の部分の。 その時点で、この必要があると思ったにもかかわらず、なぜこれまで設計業務を発注していないかというのが、ちょっと疑問なんです。4月ごろ測量を発注すると。もう来週は4月ですから、来週か再来週には。しかし、もっともっと早く対応すべきではなかったかなというふうに思うんですけど、そこら辺は。なぜだか、1月末でわかっていたにもかかわらず、その可能性の一つだとわかっていたにもかかわらず、測量の発注が4月までになったのか、そこら辺をご答弁お願いします。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前11時53分                               再 開 午前11時53分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) お答えいたします。 実は、先ほど仲嶺議員からも話がありましたように、石垣市の塩前で接続すれば、そこも解消できるのかなというのが一つあります。もう一つは、この高台地区、4軒ほどなんですけれども、行っている管が細いと、本管から。それで、新たな本管を布設して解消をするということで、第一義的には、石垣の塩前が完成すれば、基本的には上がるだろうという判断で、そういう敬復になっております。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 今の答弁だとやはり、私も指摘しているように、名蔵からの配管を切り離したことが一番の原因だと思うんです、私も。ですから、先ほどの答弁だと、5月末に接続が終わるということなんですけど、先ほども申し上げました、4月末からは大型連休、ゴールデンウイーク、ことしは大分長いですよ。そのゴールデンウイーク等も控えており、水圧低下どころか、水道がストップするという可能性もあります。そのときの対応策はどのように考えているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) お答えいたします。 現在、水道部で考えておりますのが、阿香花配水系統と名蔵配水系統の接続のため、県道伊原間配水工事、それから引き込みの延長など改善をして努めていきますけれども、このゴールデン期間中、いろいろ水圧の低下が前年もあったということでありますので、今大口の需要者、ホテルリゾート等とか、そういった皆さんに、受水槽への引き込みの、給水管から引き込む弁をちょっと調整して、水圧の低下を招かないように協力依頼を行いながら、解決に向けて努力したいと、今そのように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 対応策として、ホテル等に協力をいただくということなんですけど。しかし部長、ホテルにおいても水道が出ない、水圧が低下するとなったら、宿泊客からクレームが出るんですよ。本当に、ホテルの方々が、何軒あるかわからないですけど、そこら辺に本当に協力していただけるかどうか。どう思います。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午前11時56分                               再 開 午前11時57分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) 水道の、今おっしゃるのは、技術的な問題が出せるか出せないかというお話だと思いますので、水道の技術管理者の施設課長のほうから、そこのところの技術的な問題については、説明したいと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 水道部施設課長、比屋根 悟君。 ◎水道部施設課長(比屋根悟君) 仲嶺議員の再質問にお答えいたします。 ゴールデンウイークに向けましては、今、各ホテルのほうに給水管75ミリとか、ちょっと大きいもので給水しております。その中に仕切り弁がありまして、その仕切り弁を今全開状態になっておりますので、ホテル側の方と立ち会いのもと、どこまで絞れるのか、絞って影響が出ないような形をとって、その水量を一気に入らないような対応をしていきたいなというふうに考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 今の課長の答弁だと、要はもう、そういう大型施設には大きなパイプが入っているわけですよね、75ミリという。その仕切り弁でもって、今100%全開であけて水を送っているのを、何%になるかわからないですよ。75%になるのか、多分50%は厳しいと思いますけど、幾らか抑えてもらって、それで影響がないかどうかを見るということなんですよね。でも、さっき答弁であったように、受水槽なんですよね。タンクに送るんですよね、実際に。直結はないですよね、大型施設は。受水槽に対して水を送るのに、100%じゃなくても僕は問題ないと思うんです。ですから、部長がさっき答弁したように、本当にこの大型ホテル、施設等の協力を、本当に部長みずから行って協力をお願いして、協力していただくということをしっかりとっていただければと思いますけど。 それとあわせて、先ほどお話がありましたように、名蔵のパイプをつなぐのが、5月で完了すると。で、皆野宿線のパイプ、本管の接続が8月という、これはもうちょっと早くできないものかなと思っていますけど、ぜひとも、一日でも早く工事を発注していただいて、今起こっているこの水道水の供給不足問題、これを解決していただきたいと思いますが、部長、3月議会最後の答弁ですよ。ぜひ、しっかり答弁していただければと思います。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 水道部長、伊良部義一君。 ◎水道部長(伊良部義一君) 3月で定年を迎えますけれども、この件については、重々後任の方に申し送り事項として引き継いでいきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 本当、何度も申し上げます。水は、人が生きていく上で一番必要なものですよ。一日も早い工事発注、工事完了を切に願って次の質問に移っていきたいと思います。 自衛隊配備計画について、再質問させていただきます。 先ほど、冒頭でも申し上げましたように、僕も報道でしか見ていないもんですから、一定の民意が出たとか、そういうことも報道でしか見ていないものですから、僕は、自衛隊に関しては、容認派です、推進派です。そういう立場ではあるんですけど、賛成、反対ではなく、フラットな気持ちでちょっと確認していきたいと思います、再質問については。 平得大俣地域における自衛隊配備計画についてです。市長、今回の市長選の争点になったと思いますか、ご答弁お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 自衛隊配備に関しましては、明確に反対という政策を出されている候補、そしてまた平得大俣白紙撤回、ほかの場所での配備等、それとまた住民投票と言っている候補者もいました。私に関しましても、マニフェストという形では出しておりませんけども、マスコミ等の質問や公開討論会等でも申し上げていますように、国防や安全保障は国の専権事項だという話をさせていただきました。配備に関しては、理解できるという話をしておりましたので、選挙戦の中においても、各候補、そういう話も出ていましたので、争点の一つにはなったと思っています。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 私も、市長選の争点になったと思っているんです。 しかし、マスコミ報道によると、それが一番の最大争点だというふうにマスコミはずっと報道していたんですけど、果たして本当にそうなのかなと。最大争点ではないと思うんです、僕も。さまざまな経済政策何なりあって。しかし、最大ではない、争点の一つになったというのであれば、市長が発言したという、この一定の民意。この一定の民意というのを僕が考えるのは、現在の平得大俣地域における明確に反対する候補者、自衛隊配備自体が反対という候補者、自衛隊には理解するも、みずから誘致することもないという候補者が選挙で戦って、どちらかというと、あくまで数字上で、平得大俣地域における自衛隊配備計画については反対と思われる方が多いと私は感じたんですけど、そこら辺の認識はどうですか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 選挙に関しましては、さまざまな要因があると思います。私のほうを支持いただいた、投票いただいた有権者の方でも自衛隊配備には反対という方もいらっしゃるでしょうし、また逆に、自衛隊配備には反対と明確に打ち出した候補者のところに投票した方でも、実は自衛隊に関しては容認だという方もいらっしゃると思いますので、単純にその得票数だけでプラスマイナスをして今の現在の計画が反対のほうが上回っているという判断は、私はできないと思っています。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 私も同じ意見なんです。選挙は、先ほど長浜信夫議員の質問でも市長が答弁したように、何も、中山市長に投票した人全てが自衛隊に賛成かというと、そうではないと思います。ほかの2人の候補者に対して投票した人が、全て反対かと言えば、そうでもない。それは、それぞれあると思うんです。しかし、その「一定の民意」という発言があった、僕も報道でしか見ていないですけど、そのことについてはちょっと疑問があるんです。 また、話し合い、4地区公民館の皆さんと、「話し合いを拒否という状況なら、意見を聞けない中で判断をしなければならない」との発言も、インタビューでそういう発言を述べていたとことなんですけど、その真意についてちょっとご確認したいんですけど。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 前々から申し上げていますように、配備に関しましては国の専権事項であって、私は石垣への配備に関しては理解ができるという話をさせていただいております。 4公民館との皆さん方ともお会いして意見を聞かせていただきたい。反対されている方の意見を聞かせていただきたいと。実は、その前には、開南地区の有志の方で賛成されている方の意見はもう以前に聞かせていただいておりますので、反対されている方の意見を聞きたいと。 私は、その反対している方の意見、また疑問等不安に思っている点等を取りまとめて、それを防衛省、また国と協議する。質問して、その回答をもらうという作業を市長としてやりますという話をしているわけですので、逆に反対されている方々が、話し合いをせずに応じないということであれば、その反対されている方の意見を集約する場がありませんので、それはぜひ話し合いに応じていただきたいという意味で、そういうお話をさせていただきました。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 私も全く同じ意見なんです、その件に関しては。選挙期間中もさまざまな話がありました。自衛隊配備自体に反対されている方と選挙の話し合いをしたこともあるし、自衛隊はいいが、平得大俣については反対という方もいました。何が何でも自衛隊を持ってこいという方もいました。 しかし、現在のその4地区の皆さんと僕も選挙で接する機会があったんですけど、反対だから話し合いは持たないというのは、ちょっとおかしいじゃないかとはっきり申し上げました。反対だから聞かない、話し合いもしない。それは、僕は疑問があるんです。なぜ、反対だから絶対に聞くことはないと。その自衛隊の話を聞く必要もないと言っているんだけど、僕はその方に言ったのは、反対だろうが、賛成だろうが、話し合いは聞いたほうがいいんじゃないですかと。それによって、賛成している人がもしかしたら反対に移るかもしれん、反対している人がもしかしたら賛成に移るかもしれんという状況なんです。だからこそ話し合いは一番重要じゃないかなと思うんですけど、きょうの一般質問を見ている方の中でこの4地区の方がいたら、ぜひ話し合いには応じてほしいなと。そこで新たに反対ならば明確に反対すればいいんですよ。 今の状況を僕なりに考えると、石垣島における自衛隊配備、何が何でも賛成、どんなことがあっても自衛隊配備しろという方と、何が何でも反対、自衛隊の賛成、反対、この極論者だけがいがみ合っていて、真ん中にいる市民が置き去りにされていると思うんですよ、僕は。僕はそのように感じているんです。だから、選挙の争点に一つになったと思う。私もそう思っています。しかし、選挙というものは、自衛隊だけで判断した投票結果ではないですので。ですから、その市民の皆さんと、市長、4地区公民館の皆さんだけの話し合いだけではなくて市民の皆さんとももっと話し合いをすべきだと思うんです。 それと、これまで防衛省がやってきた説明会、それはそれでいいと思うんですけど、説明会は説明会であって、やはり向こうからの説明だけであって市民の意見を言う場所がないんです。質疑応答だって時間が限られている。2回目のときですか、質問があるんだったら前もって質問をください、それに対して回答しますと。そういう状況じゃなくて、本当に市民の皆さんと、多くの市民の皆さん、4地区公民館の皆さんも含めて多くの市民の皆さんと膝を交えて話し合うということが一番必要じゃないかなと思うんですけど。その4地区公民館の皆さんも含め、市民の皆さんから声を聞くことに関して一番いい手法は何だと考えますか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 意見を聞くという形でいろいろと判断の分かれるところだと思いますけども、議員がどういう意図で質問をされているのかわかりませんが、私は前もってお話をしていますように、公民館の反対されている方々とは、その場を設けて話し合いをさせていただきたいというふうに申し上げていますので、それで話し合いの機会を持てれば、それがいい方法だというふうに思っています。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 先ほども言いましたように、4地区公民館の皆様だけじゃなくて、多くの市民の皆さんの声を聞く一番のいい手法は何だと思いますかという質問なんです。さっき言いましたように、賛成の論者、反対の論者だけがいがみ合っていて、真ん中にいる市民がちょっと置き去りにされているんじゃないかなと。もっともっと議論が必要じゃないかなと思っているんです。 だから、今明確に反対をしている4地区公民館の皆様だけではなくて、多くの市民の皆様の声を聞く一番のいい手法は何だと考えますか。再度ご答弁をお願いします。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 話し合いの場を設けることが必要かと思っております。(笑声) ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 最初に申し上げましたように、私は確認、自衛隊計画に関しては確認だけしていこうと思っていますので、私は何がいいとか、そういうことは言いませんけど。 では市長、僕も、多くの方が思っていると思うんですけど、まだ現時点においては、受け入れするかしないかという判断ができる状況じゃないと私は思っているんですけど、市長はどのように考えていますか。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 何度も申し上げておりますけども、国民安全保障に関しては国の専権事項だという話をしております。市長として受け入れできるかどうかということに関しましては、南西諸島に対する自衛隊配備については理解ができると。それは、国際情勢等も鑑みて理解できると。 ただ、今地元で予定地の周辺住民の皆さんが反対をされているので、その反対をされている方々の疑問点、不安に思っている点、そういったものは市長として国または防衛省等に伝えなければならないというふうに思っていますので、それで話し合いをさせてくださいという話をしております。 私は、自衛隊配備に関して、私自身が住民の皆さんを説得して自衛隊を配備させるという立場ではありませんので、そこは理解をしていいただきたいと思います。それを議員が、市長はいつ判断をするんだ、今判断できる材料はあるのかというような話ですけども、私自身は、前々から申し上げていますように、詳細な情報等を市民にオープンにして議論を重ね、その中でさまざまな意見を聞いて判断をしたいというふうに申し上げておりますので、今4公民館、まだ反対されている方からはお話を聞けていませんので、今すぐ聞きに、判断をする、それは受け入れを表明するという意味での判断という意味においては行わないというふうに考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 話し合いも何もされていないから、まだ判断できる状況じゃないということなんですけど。 では、明確に答弁できるかどうかわからないですけど、市長としていつごろまでに受け入れか、もしくは受け入れないかどっちかわからないですよ、時期的にはいつごろまでにと考えているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) 時期的なものは考えておりません。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 時期的なものは考えていないとの答弁ですので、やはり、市長が言っているようにしっかりと4地区公民館の皆さん、そして多くの市民の皆さんと話し合ってということだから時期は考えていないというふうに認識してよろしいですよね。わかりました。 自衛隊の件については本当に、冒頭申し上げたように確認、マスコミ報道でしか僕らも見ていないものですから確認の意味を込めて質問をさせていただきました。しっかりと対応をして、しかるべき判断をしていただければなと思います。 それでは、次の再質問に移っていきたいと思います。 高齢者配食サービスなんですけど、この件について。先ほど冒頭、現在の状況、現状については答弁していただきましたけど、この配食サービスにおいて課題があるのか。課題があれば、どのような課題があるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 石垣市が現在事業委託しております石垣市社会福祉協議会におきまして、当面、現在のところ事業実施に当たって配食サービスの供給体制に特に大きな課題はないものと伺っております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 大きな課題はないという答弁ですね。 本市における配食サービスは、週に5日、月曜から金曜の夕食のサービスをしているとのことです。現在、実施されていない土曜、日曜、また祝祭日、また朝食や昼食の配食サービス等についてどのように考えているか、ご答弁お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 土曜、日曜、また祝祭日、朝食や昼食の配食サービスはどのように考えているかというご質問でございますが、石垣市が現在取り組んでおります配食サービス事業は、在宅福祉サービスの一貫として1日1食の配食サービスを通して、またあわせて安否確認を行いながら、可能な限りご自宅での生活が営めるよう軽易な生活支援を目的として行っているところでございます。 また、現在、社会福祉協議会におきまして、別途独自事業としまして、ふれあい配食サービス事業を行っておられます。土曜、日曜、祝祭日の夕食、また月曜日から金曜日の昼食の配食サービスを独自で実施をしております。また、そのほかに民間事業者におきましては、正月の三が日を除きまして昼食や夕食などの配食サービスがなされているところでございます。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 今の答弁によると、社協が独自事業としてふれあい配食サービス、これは土日や祝祭日の夕食と月曜から金曜日の昼食、また市内の民間事業者は、正月三が日を除き昼食や夕食のサービスをしているとのことなんですけど、利用料金、1食当たりどのぐらいになっているか確認がとれていますか、これ。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 零時17分                               再 開 午後 零時17分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 社会福祉協議会が行っております昼食……。             〔何事かいう者あり〕 月曜日から金曜日、また土日の夕食です。単価は、1食当たり450円。             〔(450円)という仲嶺忠師議員〕 450円。また、民間事業者で実施している高齢者とか調理困難者に対しまして昼、また夕食を行っている民間の事業者がございます。価格につきましては、多分メニューによるかということかと思うんですけれども、今把握している金額では400円から900円というふうに伺っております。             〔(400円から幾ら)という仲嶺忠師議員〕 400円から900円というふうに伺っております。             〔(900円)という仲嶺忠師議員〕 はい。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 若干高くなっているわけですよね。若干というか、900円だと。これは、メニューによると思うんですけど。 私もいろいろ調べてみたんですけど、県内でもやっているところもあればやっていないところもあるし。他市町村の事例をちょっと紹介しますけど、宜野湾市は、目的は一緒です、栄養のバランスをとれた食事を提供するのと高齢者の見守りという目的でされているんですけど、宜野湾市は月曜から土曜の間に5食以内、費用は300円、あと特別食が400円とあるんですけど、この特別食が何かはわからないですけど。読谷村は、祝日と年末年始を除き原則として1週間に6日、月曜から土曜、1日1食300円。これは県内こんな感じなんですけど、県外他市町村に行くと、群馬県の高崎市だと、週1日から7日、祝祭日も含む、朝食、昼食及び夕食、そこまで提供しているんです。利用料金は幾らか。これは行政がやっているやつですよ。朝食が200円、昼食が350円、夕食が350円。結構安いと思うんですよ。もう一件紹介しますけど、東京都葛飾区、ここは1カ月を単位に週14食、昼食と夕食、毎日ということです、要は。そこまで利用ができる。それと、その14食の中で、ご飯が、普通のご飯がいいのか、おかゆがいいのか、おにぎりがいいのか、それも選べるようになっているんです。これは行政のサービスですよ。おかずも、普通のおかずがいいのか、刻み方が大きいほうがいいのか、刻み方が小さいほうがいいのか、ここまで選べるようになっているんですよ。ほかにもいろいろ調べていくと、やはり食事メニューのほうでやわらかいメニューがいいとか、そういう、その人に合ったメニューが選べるようになっているんです。料金は一緒なんですけど。そういうサービスもしっかりされているんで。 今現在、社協なり民間事業者が、行政がやっていない日、場所以外、日以外は、そこで対応しているということなんですけど、もう少し、やっぱり本市がやる部分において、もうちょっとサービスを充実させたほうがいいんじゃないかなというふうに僕は思うんですけど。 やはり、高齢者の健康状態、安否確認を行うという部分、食生活の改善と健康増進を図る、そのことを目的とするならば、行政がやっているサービスにおいても土日や祝祭日、朝食、昼食も配食サービスに取り入れてみてはどうかと思いますが、お考えをお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 議員ご提案の朝食、また昼食配食サービスを実施すべきとのご質問でございます。繰り返しになる部分もございますが、現在、石垣市の取り組みとしましては、可能な限りご自宅で自立に向けた簡易な生活支援として取り組みをしております。 また、石垣市が実施している事業を補完、カバーするように社会福祉協議会や市内の民間事業者等の参入によりまして、さらに配食サービスの充実が図られている状況でございます。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 全国どこの自治体においても、趣旨、目的は一緒なんですよ、部長。全く一緒ですよ、趣旨と目的は。この配食サービスの趣旨と目的はどこの自治体を調べても全く同じです。今後も増加の傾向にあるんではないかということなんですけど、行政がやっているものは社協に委託しているわけですよね。社協は、これ独自で料理をつくって配食までやっているのか、そこら辺をご確認できますか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 先ほども同じようなご質問にお答えしたかと思うんですけれども、石垣市社会福祉協議会におきましても、ふれあい配食サービスという……。             〔(違う、違う。行政からやっているものがあるでしょう。その300円の。これが、社協独自で料理をつくって配食までやっているかということ)という仲嶺忠師議員〕 はい、そうです。社会福祉協議会におきまして人員を雇用し、配達者を雇用し、社会福祉協議会で独自で調理を行っております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 社協が独自でやっているということなんですけど、これを考えていくと、やはり年々希望者がふえていくと。社協でもやっぱり限界が来るんじゃないかなと思うんですよ、数が。それを考えていくと、現在民間もやっているという話もありましたけど、もっともっと民間の事業者に対して委託していくのもいいんじゃないかなと思うんです。というのは、市内各所に高齢者介護施設があるんですよね。そこでやっていただくという手もあるんです。 実際全国では、そういう施設がその配食サービスを行っている。独自のじゃないですよ。行政から受けて、委託されてやっていると。そうなると、配達先が遠くなったりとかしないんです。その地域の高齢者介護施設から、その地域の方は配食サービスを受けられる。新川に住んでいる人が宮良からもらうとかじゃなくて、宮良なら宮良の方が、そういうところがあれば宮良でもらう。白保なら白保という。地域の高齢者施設がそういうふうにして対応しているという部分もあるんです。ですから、もっともっと拡大、希望者がふえるんであれば、もっと拡大するために、民間事業者をもっともっとふやすべきではないかなと思うんです。そこら辺については、どのように考えますか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 また繰り返しの部分になりますけれども、石垣市が現在行っております配食サービス事業につきましては、今後の需要の動向も見きわめながら、受託者である社会福祉協議会の供給体制がどこまで可能かなども視野に入れながら、議員ご提案の先ほどの事例等も含めまして今後取り組んでまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) お隣、西表島なんですけど、竹富町西表島。西表島は、竹富町から直で町から委託を受けて、西部のほうは高齢者介護福祉施設が竹富町から直で委託されてやっているんです。東部のほうは東部で、また民間事業者が直接受けて、東部と西部で分かれてしっかりやっているんです。もちろんそうですよ。東部から西部まで配達するのも大変ですから、その地域によってしっかり分かれて配食サービスを行っている現状もあります。 僕は、なぜ民間の高齢者介護施設に委託したほうがいいんではないかと言ったのは、その施設は、入所者がいる以上は年中無休ですよね。1年365日、その入所者に対して食事を提供する。だから365日としてその事業者には栄養士なり何なり、管理栄養士なりがいて、しっかりとした料理がつくられている。新たに人材を確保することもないんです、実際。増員とかあるかもしれないですけど。だから全国的にもその高齢者介護施設が委託されて、それでやっているというところもありますので、ぜひそこまで含めて。 高齢者介護施設だけじゃなくて、本当にその配食サービスだけをやっている業者があるんであれば、そこまで含めてもっともっと拡大していったほうがいいんではないかなと思いますけど、そこら辺については。同じ答弁になるのかな、また。だから、365日を通して、年間を通して365日配食サービスが提供できるということについてどのように考えるか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 議員のほうからご提案をいただいております介護施設等も含めた民間事業者を活用していくことも大変有効であると考えております。今後、石垣市が行っております配食サービス事業の需要動向を見きわめまして、受託者である社会福祉協議会の供給体制の可能性なども考慮をした上で鋭意取り組んでまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) ずっと同じような答弁を聞いているような感じなんですけど。逆に聞きますけど、現在、ほかの、社協がやっているふれあい何とかというのもある、民間もあるというんだけど、現在、石垣市、本市がやっている配食サービス、月曜から金曜の週5日、それで夕食だけでしたか、もっと広げてほしいという、要は昼食だったり、僕がさっきから提案している朝食だったり、昼食だったり、土日もやってくれないかというような声は、利用者からはないですか。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 現在、石垣市で実施をしております高齢者配食サービスを利用されている方も、社協で実施をしているふれあい配食サービスを兼ねて利用することができますので、そういう形で高齢者の方は365日利用ができる体制にあるかなというふうに考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) 本当に何度も同じ答弁のようなことばかり聞いている気もしてきたんですけど、いずれにせよ部長、やはり高齢者の方々の健康増進並びに安否の確認とか、こういうものを含めて、やはり、これはすばらしいことだとは思うんですけど、もっともっと広げたほうが私はいいと思うんです。行政がやるものが。もちろん、行政が枠を広げることによってそれをどうするかというと、民間事業者何なり委託していくというのが、やはり一番いいのではないかなというふうに思っていますので、ぜひとも。 これは、委員会の場でも言わせていただいたんですけど、もっともっと検討していく余地があるんではないかなと思いますので、ぜひ。もう一度だけ最後に、どのように考えていくのか、簡単でいいです、簡潔でいいですよ、お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) お答えいたします。 今後、高齢者人口、大分ふえております。もう1万人を超えております。それに伴いまして、配食を利用したいというふうに思われている高齢者の方もふえていくかと思いますので、議員ご提案の民間事業者等の活用も視野に入れながら、また、それには民間の、今、介護施設というふうにおっしゃっていましたけれども、受け入れ体制とかも恐らくあるかと思いますので、そのあたりも調整しながら、それも視野に入れながら今後取り組んでまいりたいと、そのように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 仲嶺忠師君。 ◆2番(仲嶺忠師君) それでは、しっかりと検討していただくことを切に願いながら私の質問を終わります。 ○議長(知念辰憲君) 以上で、仲嶺忠師君の質問は終わりました。 それでは、午後2時に再開することとし、それまで休憩いたします。                               休 憩 午後 零時32分                               再 開 午後 2時02分 ○議長(知念辰憲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。総務部長、知念永一郎君。
    ◎総務部長(知念永一郎君) 答弁の訂正について申し入れいたします。本日午前の仲嶺忠師議員の一般質問に対する答弁で、陸上自衛隊配備計画の質問の中で、市長選挙の結果を踏まえて市長の認識についての冒頭答弁において、「陸上自衛隊配備計画については、基本的には容認との理解を示す市長と」の発言については、基本的には「基本的には理解を示す」の誤りでございます。つきましては、「容認」との発言について削除を申し入れます。             〔何事かいう者あり〕 ○議長(知念辰憲君) 次の質問者、平良秀之君の質問を許します。平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 皆さん、こんにちは。去る3月11日に行われました石垣市長選挙では、3候補がそれぞれ石垣市の将来、市民生活の向上を目指し公約を掲げ選挙を行い、結果が示されました。中山市長には、より多くの民意に対し真摯に向き合っていただき、4年間のかじ取りをお願いいたしたいと思います。 それでは、一般質問に入らせていただきます。初めに、石垣市長選挙公約についてお伺いします。中山市長は選挙時に、空港滑走路の500メートル延長、クルーズ船用岸壁の整備を上げ、本市の将来像として国際観光都市を目指す旨を有権者に訴えられておられました。私自身も、石垣市の持つ可能性を大きく開くものだと期待をいたしております。 そこで、お伺いいたしますが、滑走路500メートル延長、クルーズ船バースの整備、合わせて、南ぬ島石垣空港ターミナル拡張や国際クルーズ船旅客ターミナル整備についてどのような計画があるのか。また、中山市長が目指す国際観光都市へのビジョンをどのように描かれておられるのか答弁を求めます。 次に、健康福祉行政についてであります。沖縄県の健康長寿はもはや過去のものであり、最近の都道府県別平均寿命では、男性36位、女性7位であり、その順位下落の要因が生活習慣病と関連していることが指摘されております。 そこで、健康福祉行政についてお伺いいたします。1つ目に、県内における石垣市の特定健診受診率並びに保健指導率について。2つ目に、働き盛り世代の特定健診受診率について。3つ目に、石垣市の生活習慣病患者数の推移について。4つ目に、糖尿病患者並びに人工透析患者数の推移について、それぞれ答弁を求めます。 次に、沖縄県離島患者通院費助成制度についてであります。石垣市独自で取り組みを始めさせていただいた、がん・難病患者への渡航費支援制度が県の予算を受け、県内の離島住民全てが対象となる仕組みがスタートいたしたことに対し感謝申し上げます。 そこでお伺いをいたします。沖縄県離島患者通院費助成制度の対象となる特定不妊治療を受ける夫婦、妊産婦、がん患者、子宮頸がん予防ワクチン接種による副反応の疑いがある患者、小児慢性特定疾病児童、指定難病患者、特定疾患患者、介護などが必要な場合の付添人のそれぞれ制度活用状況と合わせて、がん患者等宿泊支援制度について利用状況の答弁を求めます。 次に、選挙管理委員会の取り組みについてであります。公職選挙法において、市長選挙日は任期満了前からの30日以内と定められております。今回、市長選挙投票日を3月11日に決定した理由、並びに期日前投票者数増加への対応、選挙管理委員会ホームページによる期日前投票数、開票状況など、情報発信への対応がなされていない理由についてそれぞれ答弁を求めます。 最後に、北西部人口減少対策についてであります。北西部地域においては、人口減少や地域住民の高齢化に起因する問題への対応が急がれております。地域人口の減少にはさまざま原因がありますが、地域を離れる一因となっているものに子どもの高校進学による経済的負担があります。北西部在住で、高校への通学に保護者による送迎やバス通学が困難な場合、学校の寮やアパートなど市街地での生活となり負担がふえます。さらに、兄弟で寮生活になると家計への負担が大きく、家族で地域を離れ市街地に引っ越すケースも確認されております。 そこで、お伺いをいたします。1つ目に、高校通学に関する北西部のバス運行時間について。2つ目に、各高校、学校の寮費。3つ目に、沖縄県は、ひとり親世帯の高校生を対象にバス通学費の一部を補助する事業を始めますが、事業内容と本市対象者数をどのように把握されているのか答弁を求め、再質問は自席より行います。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君の質問に対する当局の答弁を求めます。建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) こんにちは。平良秀之議員より、石垣市長選挙公約について2点のご質問がございますので、順を追ってお答えいたします。 1点目、南ぬ島石垣空港ターミナル拡張と滑走路500メートル延長についてお答えいたします。 ターミナル拡張につきましては、まず、国際線ターミナルは2度の建設工事公告が不調でございましたが、今年夏ごろには工事契約ができるのではないかとの報告を受けております。 また、国内線ターミナルにつきましては、現在、石垣空港ターミナル株式会社で増改築基本構造の策定業務を行っており、今後、エアーラインと関係団体に対し需要調査を行い、基本構想がまとまり次第、基本計画の策定、県・市初め、関係団体との調整、実施設計の着手、工事発注の手順で進められるものと思います。時期につきましては、国際線ターミナル増改築工事後になると予想しております。 滑走路500メートル延長につきましては、設置者である県への要請、さまざまな協議が必要になるかと思います。協議事項や調整事項等課題解決に向けた庁内関係部局による検討会や関係団体を網羅した推進協議会等の設置が必要だと考えております。 要請につきましては、庁内関係部署や関係団体との調整を踏まえ、次年度適切な時期に行いたいと考えております。 次に、2点目のクルーズ船専用岸壁の早期整備と国際クルーズ船旅客ターミナル整備についてお答えいたします。 現在、クルーズ船用岸壁については、国直轄事業により、平成32年度完成を目標に延長420メートル、水深10.5メートル、岸壁整備が進められているところでございます。当該岸壁については完成までの間、全体延長420メートルのうち、今年4月には295メートル、平成31年春には340メートル、平成32年春には420メートルの段階的に暫定供用を行う予定となっております。 また、港湾計画において、当該岸壁のほか水深12メートルの岸壁の計画があり、水深10.5メートル岸壁整備に引き続き、国直轄事業として水深12メートル岸壁の早期整備を図るよう要望してまいりたいと考えております。 国際線旅客ターミナル整備について、現時点では財源確保の課題や岸壁整備との関係から建設に至っておりませんが、進行地区は国有地でもあることから、引き続き国との調整も行い、民間資金の活用等も含め検討し、現地着工が可能な平成32年度から建設ができるよう取り組んでまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) こんにちは。平良秀之議員の石垣市長選挙公約についての3点目、市長が目指す国際観光都市への取り組みについてお答えいたします。 本市は、観光拠点として世界に誇れる国内最大規模のサンゴ群落である石西礁湖などの恵まれた自然環境や、全天88の星座のうち84の星座と全ての一等星を見ることができる貴重な豊かな星空資源などを観光資源として有しております。 その観光魅力に富む、八重山の位置と風土を活かし、アジアを結ぶ国際交流結節点として、その存在を強く強調していく取り組みが重要だと考えております。そのためには、南ぬ島石垣空港ターミナル拡張と滑走路の500メートル延長や石垣港新港バスの整備は、本市が国際観光都市となるための必要条件だと考えております。 取り組みとしまして、海外からの誘客に視野を広げ、国外からのアクセスとふやす施策の充実として、国内外におけるプロモーションやWi─Fiの整備拡張、観光案内版や標識などの増設及び多言語化、両替やクレジットカードなど買い物が快適にできる環境づくり、その他外国人高齢者や障がい者など誰もが公平で自由に安全に交流することができる観光のユニバーサル化の実現は、本市の国際観光としての目指すべき姿だと考えております。 また、ソフト面の取り組みとしまして、多言語対応のできる人材の育成・確保に努め、質の高い観光を実現するためにホスピタリティに富むプロフェッショナルな人材によって、顧客満足度を高めていくことで本市のブランド価値を高め、本市が国際観光都市として世界から認められることにつながるものだと考えております。 さらにあらゆる層の人材育成のため、その基盤として学校教育における観光カリキュラムの導入促進など、観光立市としての市民の意識醸成を含め、観光人材育成に取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) 平良秀之議員のご質問にお答えいたします。 2項目めの健康福祉行政についてお答えいたします。 まず、1点目の、県内における石垣市の特定健診受診率並びに保健指導率についてお答えいたします。 特定健診受診率につきましては、平成25年度では48.5%、平成28年度では53.2%で、県内11市中1位でございます。平成25年度と平成28年度を比較すると4.7%の増となっております。 また、保健指導率につきましては、平成25年度では57.6%、平成28年度では50.4%となり、県内11市中9位となっております。平成25年度と平成28年度を比較すると7.2%の減となっております。 2点目の、働き盛り世代の特定健診受診率についてお答えいたします。 平成25年度からの働き盛り世代の40代、50代の男女の受診率についてお答えいたします。平成25年度の男性40代では31.6%、50代では35.8%、女性の40代では41.6%、50代では48%となっております。平成28年度の男性40代では35.3%、50代では41.9%、女性は40代では45.1%、50代では49.6%となっております。 男性と女性の40代、50代を平成25年度と平成28年度の受診率を比較しますと、男性40代では3.7%の増となっております。また、50代では6.1%の増となっております。女性の40代では3.5%の増です。また、50代では1.6%の増となっております。 3点目の、石垣市の生活習慣病患者数の推移についてお答えいたします。 国保のデータによりますと、生活習慣病と言われる疾患患者全体の延べ数の推移は、平成25年度では男性4,267人、女性3,561人で合計7,828人となっております。平成28年度では、男性4,465人、女性3,396人で合計7,861人であります。男性と女性の平成25年度と平成28年度とを比較しますと、男性は198人の増、女性では165人の減となっております。 4点目の、糖尿病患者並びに透析患者数の推移についてお答えいたします。 糖尿病患者数は、国保のレセプトデータによりますと平成25年度では男性697人、女性531人で合計1,228人、平成28年度では男性718人、女性483人で合計1,201人となっております。平成25年度と平成28年度を比較しますと27人の減となっております。 透析患者数の推移につきましては、八重山圏域では平成25年度では139人、平成29年12月現在では159人と増加傾向が続いております。 続きまして、3項目めの、沖縄県離島患者通院費助成制度についてお答えいたします。 補助事業名は、沖縄県離島患者等支援事業となっております。1点目の、対象者となる8ケースの活用状況について順を追ってお答えをいたします。 平成30年2月末現在となっておりますが、まず、特定不妊治療を受ける夫婦では、申請件数25件、利用者数14人、2点目、妊産婦では申請件数が9人、利用者5人、がん患者では、申請件数212人、利用者数126人、子宮頸がん予防ワクチン接種による副反応の疑いがある患者は、石垣市では該当者がいないため対象外となっております。5番目、小児慢性特定疾病では申請件数32件、利用者は20人となっております。6番目、指定難病患者では申請件数32件、利用者20人。7番目、特定疾患患者では申請件数がゼロで、利用者数もゼロです。8番目の介護などが必要な場合の付添人につきましては、本市では小児慢性特定疾病のみ対象としており、付添人は申請件数32件、利用者は20人でございます。総合計では、助成件数310件、利用者数185人となっております。 2点目の、がん患者等宿泊支援制度と利用状況についてお答えいたします。 沖縄県離島患者等支援事業補助金交付金要綱では、宿泊費の基準額として1泊当たり4,000円とし、これに補助対象とする通院に係る必要最大限の宿泊数を乗じて得た額と定められております。 本市の難病患者等に係る航空運賃の一部助成金交付要綱では、現在のところ宿泊費の助成については対象としておりません。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 選挙管理委員会事務局長、天久朝彦君。 ◎選挙管理委員会事務局長(天久朝彦君) 平良秀之議員の質問要旨3点ございますが、順を追って答えていきたいと思います。 1点目、石垣市長選挙投票日を3月11日と決定した理由についてお答えいたします。 公職選挙法第33条第1項では、地方公共団体の議会の議員の任期満了による一般選挙、または長の任期満了による選挙は、その任期が終わる日の前30日以内に行うとあります。 石垣市長の任期は、平成30年3月19日が任期でありましたので、2月18日、2月25日、3月4日、3月11日、3月18日の5案ございましたが、2月18日及び2月25日については、例年ですと2月25日ごろまでプロ野球チームのロッテキャンプがあり、期日前投票所予定場所の野球場会議室及び開票所予定場所の総合体育館、メーンアリーナ等の使用が制限されるとの理由でできないと判断したところであります。 3月4日については、前日の3月3日が旧暦の十六日祭に当たり、家族親戚行事等で投票率の低下が懸念されること、また、選挙事務従事者の確保が懸念される点から困難であると判断したところであります。 3月18日については、任期満了直前であり不測の事態に備えることが不可能であり、また、当選証書付与式等の日程に余裕がないとの理由でできないと判断したところであります。 3月11日については、東日本大震災の日7年目に当たり懸念されましたが、午後2時46分には各投票所への黙祷を通達、連絡していました。ロッテのキャンプも終了し、市営球場会議室及び総合体育館メーンアリーナの利用も可能なため、選挙期日を設定するにはこの日が最適であるとのことで、委員会にて決定をしたところであります。 2点目、期日前投票者数増加への対応、投票は選挙当日投票所において行うのが原則であるが、期日前投票制度及び不在者投票制度は選挙人が一定の事由に該当すると見込まれる場合、一般の原則である選挙当日投票主義の例外として、選挙当日の前にあらかじめ投票することができるとする制度であります。 期日前のパソコン受け付けを通常2台で行っていたところを3台で行い、宣誓書指導係を4人のところを5人で、そして、市長選挙投票用紙交付係を1人から2人にふやし対応をしたところであります。合計3人ふやし、臨機応変に現場の状況を見ながら夕方の繁忙時間は職員及び臨時職員を増員し対応したところであります。 3点目、選挙管理委員会ホームページによる期日前投票者数、開票状況など、情報発信への対応がなされていない理由について、選挙管理委員会独自でホームページを立ち上げているわけではないのですが、今後は、石垣市ホームページで期日前投票者数については早目に掲載できるよう担当課と連携をしてまいりたいと考えております。 開票状況及び結果については、地元マスコミ等の情報等が早く、後日投票結果のみを掲載していくことを考えているところでございます。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 北西部の人口減少対策についてお答えいたします。 1点目、北西部におけるバスの運行時間につきましては、登校時間に合わせまして3高校に近いバス停を通過するバスとしましては、川平方面から2便、川原方面から1便の計3便となっております。また、下校時間帯といたしましては午後5時半後のバス運行時間に関しまして、川平方面への2便、川原方面への1便の計3便となっております。 2点目、3高校の1カ月分の寮費につきましては、八重山農林高校は2万5,000円、八重山高校は2万8,000円、八重山商工高校は2万8,000円でございますが、新学期からは3万8,000円を予定をしているとのことでございました。 ○議長(知念辰憲君) 福祉部長、宮良亜子さん。 ◎福祉部長(宮良亜子君) 平良秀之議員の5項目、北西部人口減少対策についての3点目、沖縄県のひとり親世帯の高校生を対象にしたバス通学費の一部補助の事業内容と本市対象者数についてお答えいたします。 沖縄県では、子どもの教育環境が経済状況に左右されることがないよう、県内のひとり親家庭で経済的に困窮している高校生等の通学費を軽減する、ひとり親家庭高校生等通学サポート実証事業を、平成30年10月から平成31年3月までの期間を実証時期として導入することとしております。 事業内容としましては、ひとり親家庭の保護者の認定申請に基づき、県が高校生等に発行する認定カードを県内バス会社の販売窓口に提示し、回数券の3分の1を割り引いた運賃で購入できます。対象者は、児童扶養手当を受給するひとり親家庭のバス通学を行う高校生となっております。申請手続は平成30年8月から行い、割引販売開始は10月からを予定しております。 また、事業効果を検証するために利用者に対して生活や教育環境の変化等についてアンケート調査を行うこととしております。 本市の利用対象者数につきましては、児童扶養手当受給者のうち、住所地で見ますとバス通学見込み利用者は、平成20年2月現在51人となっております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き平良秀之君の再質問を許します。平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 初めの、市長選での公約について再質問をいたしたいと思います。 市長が選挙期間中に、空の玄関口、また海の玄関口の整備を力強く訴えておられました。私も将来の石垣市を考えると、やはり必要な整備だと大変期待をいたしているところでございます。 先ほど答弁がございまして、やはり国・県とのいろんな調整があるのはわかります。ただ、市長が掲げた将来像、石垣市を、この2つを活用してどのように石垣市をもっていきたいのか、また、将来を語っていくのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 選挙戦のときに、空港滑走路の500メートル延長、そしてクルーズ船のバスの整備等を掲げさせていただきました。これは、石垣市は今、非常に観光が好調で、それに牽引されて一次産業等も伸びてきております。将来にわたって、この島は観光産業を中心に経済発展を目指していくべきだろうというふうに思っておりますが、せんだって八重山ビジターズビューローの会長としてお話をさせていただいた際にも、これからは観光の、量も大切ですけど、質にも転換していかなければならないというふうに発言させていただきました。その意味においては、今後、国際線、クルーズ船につきましても、量も入れる中で、特に国際観光都市としての質を高めていくべきだろうというふうに考えています。 空港につきましては、今現在2,000メートルで海外からは台湾、そして香港から飛行機が飛んできておりますが、やはりこれから先、さらに国際空港として多くの地域から受け入れるためには、あと500メートル延長し、国際的な空港としてのスタンダードな基準を満たして、より遠くの海外からもお客様に来ていただく体制をつくる必要があるだろうと、当然、遠くから来るお客様というのは、石垣島でのんびり、ゆっくり滞在するお客様ですので、満足度を高めて、そして地元にしっかりとお金を落としていただける。そういう観光都市を目指していこうと思っています。 それをすることによって、この島での経済効果というのが非常に高まってくると思います。新たな産業等も起こってくると思います。これは将来的に、今だけの潤いじゃなくて、将来的にこの島で頑張る若者、そしてまた子どもたちに対して将来の雇用をしっかりと生み出していくということにつながると考えます。 私の選挙のマニフェストをつくる際にも、高校生、18歳の皆さん方とも対話をさせていただきました。彼らが望んでいるのは石垣を国際化をしていくと、そのためには例えば観光案内についても多言語化をしていきたいということも話していましたし、自分たち自信がその中心として頑張るために語学の教育等についても力を入れてほしいという話をしていましたので、やはり、これから先の石垣は国際観光都市を目指していって、それに対して市民生活を豊かにしていくというふうに考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 多くの国々から石垣に訪れる、それは何を求めているかといいますと、やはり石垣市の自然環境、優れた自然環境、そこを求めてくる場合もございます。また、伝統文化、芸術を求めていらっしゃる方もいらっしゃいます。 そういう意味では、やはり私たちの大切なものを、守るべきものは守らないといけない。そして何よりも、市長が今答弁されました人材育成です。若い子どもたちがそういう時代を迎えたときに対応できるような準備も必要だと思いますので、そこをまたしっかりと進めていただきたいと要望いたします。 ここはこれで、次の質問に入ります。 健康福祉行政について再質問に入りますが、先ほど答弁がございました。特定健診の受診率は職員の皆様が大変頑張っておられまして、現在、県内で1位の受診率を誇っております。それでも50%、53.2%ですが、半分の方がやっと超えたぐらいな数字になっております。 そこでわかったことは、特定健診を受ける方がふえるということは、その分有所見率もふえてきます。何らかの異常がありますよという方がふえますので、その次の作業といたしましては保健師がその指導を行っていくという形でございますけれども、先ほどの答弁ではやはりここは少し落ちています。7.2%、平成25年と28年を比べたときに落ちていると、11市中9位という数字でございました。 また、働き盛り40代、50代、ここが一番、私、大事だと思うんですけども、やはり53.2%の方が行っている中で、この40代、50代の健診率はかなり低いんです。特に男性、いまだ35%台、それでも微増でふえています。女性の方もまだ50%はいっていない。ここにやはり一つの課題が数字上表れているなという思いもいたします。 もう一つは、生活習慣病です。生活習慣病は男性で3年間比べて198人ふえています。逆に女性はマイナスの165人となっておりますので、女性の皆様、この数年で大きく取り組みといいますか、意識が変わってきているのかなというところも見ることができます。 大事なところは糖尿病患者、これまでも過去何回か取り上げてまいりましたけれども、平成25年と28年トータルで比べますとマイナスの27にはなりますが、男女別で比較いたしますと男性はプラス21になっています。女性はマイナス48です。さらに、糖尿病の方が全てが透析に移行するかというとそうじゃありません。やはり重症化された方、腎機能が低下された方が透析をしなければなりませんけれども、この透析を受ける患者数がふえているんです。平成25年139人から、平成28年で159人でプラス20名。 ここをどうするかというところで、各自治体もさまざま取り組んでいるところでございますけれども、新聞にこのようなことが載っておりました。沖縄県です。「厚生労働省がまとめた2015年の結果、沖縄アルコールの多量摂取や肥満の要因となる肝疾患の死亡率が男女ともに全国で最も高い」と、「糖尿病の死亡率も前回調査の10年前と比較して、男女ともに順位を落とし、女性は全国ワーストとなった。生活習慣病に詳しい専門家は、特に64歳以下の働き盛りの世代の健康意識が低い」ということが指摘をされております。 そこで、先ほど最初に答弁をいただきました糖尿病の患者数は減少傾向にあるのに、逆に人工透析患者は増加傾向にあると、その理由と対策をどのようにとられているのか、まず答弁をいただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 40代から50代の働き盛り世代の健康状態、これが非常に気になるところでありますが、透析患者の増加、これはおっしゃるように糖尿病による腎不全の患者の増加や高齢化、これが要因となっております。 また、糖尿病患者につきましては未治療や治療不足の方が多いということも言うようになっております。健康福祉センターのほうでは保健師及び管理栄養士、腎臓が悪化している人工透析に移行するのを防止するため、こちらのほうは糖尿病性腎症患者への効果的な保健指導ということに現在力を入れております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 以前、透析については、石垣市においては3病院、与那覇医院、そして徳洲会病院、県立八重山病院、この3カ所で行っておりますが、患者数が、透析患者数がふえているということで、大変大きな問題になりました。一部ベット数を確保いたしましたけれども、現在、さらに患者数がふえている関係で、観光客の皆様の人工透析はお断りしていると思うんです。 これ以上ふえていきますと、どのような状況になるのか見通しを少し教えていただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 ちょうど昨年の5月、八重山透析連絡協議会というのが組織されておりますので、こちらは県立八重山病院、石垣島徳洲会、与那覇医院ということで透析の医療設備、これを強化して取り組んでおります。 新しい県立八重山病院のほうとしましては、さらに2台追加して対応ということを考えておりますが、やはり旅行者の透析、こちらを制限しまして、さらにふえ続けている地元の患者さん、こちらにつきましては優先して治療すべきだろうということで取り組んでおります。 人数的には、昨年と八重山圏域は一緒でありますけども、やはり今後ふえてくると、これもベット数にしても限られてきますのでやはり早目の治療と、これは保健指導は当然重要になります。それにもまして重要なのが、早目の治療ということになります。そういうことで、医療機関と保健予防を担当しています石垣市と十分な連携を図りながら取り組んでくことが肝要と考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 過去に私はジェネリックの推進をするときに、広島県呉市を参考にさせていただきました。ここは結構先進的に取り組んでいるところでございます。 少し広島県呉市の紹介をいたしますと、前回、経済民生委員会が視察をされておりますので、その資料等もいただきました。見させていただいております。その中で取り組みは、やはり人工透析に移行すると1人当たりの年平均医療費が600万円、1人当たり600万円ふえるということから、呉市のほうも大変力を入れてこれまで対応を行っております。そこの報告を少し紹介いたします。 糖尿病性腎症重症化予防プログラムのモデルケースとなったのは、広島県呉市と埼玉県ということでありますが、「広島県呉市ではレセプトデータを統計的に分析し、糖尿病性腎症患者のうち人工透析導入前段階にある患者に対し、通院先の医療機関と協力しながら個別保健指導を提供する取り組みをしている。具体的には、対象患者に対しテキストなど教材の配付や低たんぱく減塩メニューの料理教室、さらには呉市が委託する疾病管理ナースによる面接や電話による指導を行っていると、糖尿病性陣症で入院、通院中の患者へ主治医や看護師が協力し、疾患への自己管理能力を高める学習プログラムを提供する地域連携システムを市町村・国保が中心となってつくり運用している。その結果、きめ細かい疾病管理サポートが長期間にわたり可能となり、患者の血糖と腎機能が改善した。こうした取り組みによる糖尿病性腎症の重症化を予防でき、人工透析の導入患者を減少できることを証明した。医師、看護師、医療保険者などの連携などによるアプローチが患者自身の考え方や行動様式の変化を引き起こし、患者自身の自己管理能力を向上できたことを示している。」私、ここが大変大事だと思っております。 そういう中で、やはりいかに市民含めてです、この生活習慣病は生活を改めれば改善できるという位置づけもありますので、そこをしっかり理解していただかなければなりません。透析は週2回から3回、1回に4、5時間、もしくは6時間かかります。個人の負担も大変でしょう。体に対する負担もです。同じく経済的負担ものしかかります。さらには、その大半を支えている国保、600万円、先ほど年間お一人ふえるごとに600万円ほどふえていくというところもございますので、いかにこれを軽減させるかというのは、石垣市においても、先ほど部長が答弁されたようにずっとふえ続けておりますから、そこをどう未然に防ぐか、糖尿病の患者さんがふえたとしても重症化しないようにするか、ここが大事なところだと私は思っております。 そこで、先ほど申し上げましたけれども、部長は保健センター、福祉センター来から私の質問に対して答えていただきながら、この対処を一生懸命やってこられたと思っておりますが、呉市のこの取り組みによって今現在、透析患者を実際押さえているんです。減少傾向にあります。しかし、石垣市は伸び続けている。ここを根本的に何が違うのか、ぜひ率直な答弁をいただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 呉市の保険事業の取り組みにつきまして資料をご提供ありがとうございました。 先進の都市ということで呉市の状況を確認いたしました。やはり石垣市と大きな違いといいますか、当然、そのマンパワーなりあるいは地域との、医療との連携というのがありますが、この糖尿病性腎症重症化予防プログラム、これは国を挙げて今取り組んでおります。 そして、沖縄県におきましても、昨年の3月に沖縄県版を策定しまして、それに基づいて健康福祉センターのほうとしましても、その資料に基づいて石垣市独自の保健指導のあり方ということを考えながら取り組んでおります。 呉市との違いでありますが、やはり保健予防の分野、市町村の分野と保健医療、その医療関係との連携がまだ十分にできていないというふうに感じております。といいますのは、糖尿病にかかりましたら、本人の努力、あるいは治療によりまして軽症に向かうという方がいらっしゃいます。しかしながら、治療を怠ると当然これは透析に結びつきます。結びつかないような形で保健師は一生懸命保健指導を行っております。 それよりも大事なことが、やはり治療を優先してかかりつけ医、主治医との連携ということになります。今、保健師のほうとしましても、医療機関と連携を取りながら個々の指導を行っておりますが、やはり今後、医療機関、主治医、あるいはかかりつけ医、そして保健指導ということを緊密な連携を図りながら、それぞれの適正に合った指導の仕方というのを推進しなければいけないと思います。 呉市との大きな違いは、その連携がまだ不十分だというように考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 私はこの件を何回も取り上げるのは、やはり私たちが住んでいるこの石垣市は離島だということを忘れちゃいけないということなんです。 限られた病院で限られた透析数、機械の数、ベット数、それを上まわる患者数になりますと、もう島内では受けることはできません。ほかの内地とかのように、車を走らせれば他の病院で透析を受けることは可能だと思いますけれども、この離島である石垣市においてはそれが不可能になりますので、やはり市民の皆様にもこの重要性をわかっていただく、根気強い取り組みが大変重要だと思っております。 今、部長がおっしゃったように連携、お互いが連携をしながら、さらに市民一人一人、患者さんお一人お一人が、やはり自分の健康をどうするかということを真剣に考えて行動に移さなければ全体の負担も大きいですし、今言っている観光の施策を打っておりますが、観光客が、その患者さんがどうしても1週間以上滞在したいときに透析が必要なときに受けられないという今現状が出てきておりますので、そこをやはり取り組まなきゃ、強化しなければいけいという思いが強いものですから、何度も取り上げさせていただいております。 万万が一、現在の透析機械を上回る透析患者が出たときにどのようなことになるのか、想定されるのか、そこまでお聞きしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 透析患者の方がこれ以上ふえないような取り組みというのをしっかりと、今、進めております。 今後ふえたらというお話なんですが、そうならないような形で、今、医療機関としっかりと連携を取りながら取り組んでおります。それでも、その地元の方、透析がどうしても必要になってふえてくるという事情であれば、やはり旅行者の方を制限する、ただ、旅行で石垣に来られる方、当然その持病のある方につきましては事前に連絡が入りますので、そういう形でその石垣市の提供ができる医療サービスということをお知らせして、それで少し制限をかけるということになりますが、制限をかけることがないように、地元の方がしっかりと治療が受けられるような体制を今後考えていきます。 そしてさらに悪化するようであれば、透析を一度受けるようになったからといって、それが最後まで続くというわけでもありませんので、沖縄本島の医療機関としっかり連携を取りながら、先ほど説明しました、かかりつけ医、主治医、そして保健師との連携を取りながら、これ以上悪化しないような形で取り組んでまいります。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 石垣市の観光は年々伸び続けております。市長が掲げた国際観光都市を含めてです。海外の皆様もいらっしゃるもう大きな時代を迎えておりますので、ここは大事な点ですので、しっかりと進めていただきたいと思います。要望いたします。 次に、離島の患者さんの助成制度について再質問に入ります。 まず、今年度、平成29年度、県の予算もつきまして、お互い2分の1ずつの負担になりました。大きく予算がふえました。まず今年度、約470万円近くある予算の中で、現在、残はどれぐらいあるのかどうか確認をしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 がん難病渡航費の助成ということで、平成25年度から、平良議員のご提案でこの助成制度は始まりました。現在では、県のほうが2分の1ということで助成しております。 平成29年度の予算額が472万円ということで、およそ半額は県のほうからまいりますが、現在、確認しましたところ、平成29年度最終的には329万650円ということで、人数にしますと185人と件数が310件ということで、残額が142万9,350円となっております。 こちらにつきましては、まだ年度は残しておりますが、これから申請に来られる方につきましては、新年度のほうで対応したいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) この制度の運用は、各自治体によって任されているところがあります。例えば石垣市の場合は、1回片道5,000円、往復1万円の年2回。隣の宮古島は6,500円、トータルで1万3,000円、これの2回という形でそれぞれ運用が異なってまいります。 そこで、いろいろ患者さんとの対話する機会がありますけれども、やはり中には月に何度も行かざるを得ない皆さんもいらっしゃったり、年間すると、とても2回では、本当にありがたいんですけれども、負担の軽減にはほど遠いということもおっしゃるところがあります。 そこで、いいニュースで、7月1日からLCCバニラエアが入りますけれども、一番安い価格で3,000円切っていました。2,480円か90円、それを計算すると往復5,000円以内で行くことが可能になります。上限年間通して2万とうたった場合、現状は2回しか行けないんですけれども、前もって予約をして病院と連携がとれる患者さんであれば、4回可能になるんです。患者さんの声だと、やはりこの限られた財源、それ以上ふやすというのはさまざま負担もありますからということでありますけれども、限られた財源の中で患者さんご自身が工夫をすることによって、早割だとか、今回のLCCだとか、利用することによって上限は変わらないんですけれども、行ける回数をふやすことは可能なんです。 今の要綱ですと2回と定められているもんですから、どんなに頑張ってもそれ以上はできない。私はそこを少し工夫してほしいなという思いがございますが、このように2万円、年間2万円というのであれば、患者さんの工夫によってそれを超えなければ、回数を緩和するような施策はとれないものかどうかご答弁をいただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 この渡航費の助成、当初は満額石垣市のほうから持ち出しでしたので制限がありましたが、この回数につきましても、そして付添人の要件につきましても緩和ができないか検討しているところであります。 この助成回数、これは今、年2回ですが3回にできないのか、それと付添人、現在、石垣のほうでは小児慢性特定疾病と、子どもさんの付添に係るのみというふうに考えておりますが、今後、これにつきましても検討したいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 繰り返し言いますが、私が今話したのは、予算額を上げてくださいということではないんです。今、定められた予算内で利用を工夫することによって、沖縄本島に渡る治療が可能になるというのが見えてきているんです。 ただ、今言っている縛りによってどんなに安い飛行機を使ったとしても、もう2回でそれ以上はできないという形になっていますので、患者さんそれぞれがその利用の仕方をさらに工夫したり協力していただくことによって、より予算の有効活用が私はできると思っているんです。ですから、これを早目にやってほしい。できたら、7月の1日に就航始まりますので、その前にはいろいろ意見をまとめて取り組んでいただきたいと思います。 隣の宮古は、この3月議会で宿泊の女性も行うと県が定めておりますので、県もまだ、さまざま試行錯誤をしながら行っております。というのも、今まではホテル組合の協力によって、そういう患者さんが泊まる場合に少し安くしますよということをスタートしていたんですけども、今回は1回4,000円、2分の1ずつ、県・市が負担する形で各自治体が実行したところにつけますよという話になっています。 ですから石垣市においても、その分の予算を計上すれば、県はいつでも応援するという立場になると思うんですが、宮古は今回の3月議会でやるという形になりました。思いとしては、やはり病院の近くじゃないと、私は、宿泊はもう那覇に集中しているものですから、経験上移動費でそれ以上の負担がかかるケースがあるんです。 ですから県が悩んでいるのもそこだと思うんです。できれば病院近くのアパートやウィークリーマンションの借り上げしながら、あそこに入っていただくというのが一番理想なんですけれども、それがいつになるかわからない段階で、現在、宿泊支援制度がスタートいたしました。 石垣市として決断するのか、しないのか、これが求められているのが今の段階です。どのような形で判断されるのか答弁をいただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 宿泊費の件につきましては、県として支援していくという方向でありますが、今後、石垣市はどうしますかという、これは県の問い合わせがありました。 市のほうとしては、予定はありませんと回答はしましたが、議員おっしゃるようにこれはやはり患者さんのことを考えれば、適切にその宿泊日数といいますか、それが把握できれば可能だと考えております。 といいますのは、付添の方の渡航費の助成、当初、これは小児慢性に限っておりませんでした。そうしますと何が起きたかというのが、東京行ったり、大阪行ったり、この付添人が本当に必要なのかどうかと医者の判断に委ねました。それで、医者に聞いてみますと、本人たちが必要だからということでチェックしたというのがありましたので、この宿泊は当然必要だと思いますが、何泊必要なのかということで他市の条件も見ながら適切に対応をしたいと。ですので、宿泊費の助成に関しましては、今後慎重に見定めて推進していこうというようには考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) この質問に関して最後の確認をいたしたいと思います。 先ほど那覇への回数の緩和と現在の宿泊の取り扱いについて前向きに実施する方向で取り組んでいくということでの確認をしたいと思います。それでよろしいでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 おっしゃるように、県のほうが2分の1の助成というようなのがありますので、予算の範囲内ということで、回数につきましても市の負担が重くならなければ検討してもいいだろうというふうに執行部のほうで考えておりますので、これにつきまして、いつからということは今、回答できませんが、できるだけ早いうちに結論を出したいというふうには考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 次に選挙管理委員会の取り組みについてですけども、この件については、さまざま先ほど上げられました5案の中での消去法といいますか、さまざまな要因があって3月11日になったという理由はわかりました。 ただ、選挙を通してその期間内に高校の入試試験がございました。やはりそこにも配慮が必要だったのではないかなという思いがいたしております。 ですから、4年後には必ずまた選挙はあるものですから、早目の場所の決定や日時の決定というのは、もうさまざまな角度から検討していただいて決めていただきたいと思っております。 よろしくお願いいたします。 もう一つのホームページの活用。やはり注目がある選挙であればあるほど、島内島外からの問い合わせも多かったと思います。電話がなかなかつながりにくい現状も見ました。職員の皆様のご苦労も大変だったと思っております。 ですから、なおさらホームページ上で情報を開示することによって、その負担は軽減できると私は思っておりますので、ぜひ9月の市議会議員選挙からはホームページ上での、先ほど答弁されたものの開示をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 選挙管理委員会事務局長、天久朝彦君。 ◎選挙管理委員会事務局長(天久朝彦君) 平良議員の再質問にお答えいたします。 先ほどの選挙の期日についてなんですが、選挙の期日が任期満了の日の前日までの間であるのならば、いつの日を選挙の期日に選定してもよく、この間において選挙の期日を定めることは選挙管理委員会の自由裁量に属するものであるということであります。 それと今回、高校受験等と重なっておりましたが、今後はそういうことがないような形でやっては行きたいんですけど、何しろ場所の選定とかそういったものがどうしても、今回、重なったことについては大変ちょっと検討が必要かなと思っております。 それと、ホームページ上では確実に期日前投票者数等については掲載をしていくという形で行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 最後の質問の北西部人口減少対策についてお伺いをいたします。 先ほど北西部から高校通学した場合の運行時間を尋ねましたけれども、先ほどは川平方面また川原方面という時間帯の報告でございました。 さらにその以北です。例えば星野や伊野田、伊原間、明石、久宇良、平野、平久保等の北部の皆さんがこの時間帯にアクセスは難しいと思うんです。その生徒の皆さんが乗る時間帯、学校に間に合う時間帯のバスがあるのかどうか、西側のほうも合わせて再度答弁をいただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 3時02分                               再 開 午後 3時02分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 現在のところ、その3系統の路線以外につきましては、北部半島の児童生徒につきましては学校に間に合うような系統のバスの設定にはなっていないということでございます。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) ですから、保護者が学校まで通学の送迎できる環境がない限り、なかなか学校、そちらから住まいの皆さんというのは学校に通うこと難しいんです。おのずと寮に入らざるを得ない、またはアパートを借りざるを得ない。そういう形になります。 先ほど各学校の寮費1カ月分を示していただきました。確認します。農高が2万5,000円、八重高が2万8,000円、商工が2万8,000円ですけれども、このたび嬉しいことに新しい寮が誕生いたしました。嬉しいんですけれども、今回、急遽説明会が持たれて、一月に1万円増の3万8,000円が示されました。 先ほど来、県もそうですけれども国もそうですけれども、今は子育て支援、学習支援、そういったものに力を入れている中で、一気に月1万円の増が求められたんです。 まず、その1万増になった理由、把握されているのであれば答弁といただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えいたします。 商工のほうに電話を入れまして確認をさせていただいたところでございます。寮においては、寮生の人数がその運営上、維持管理費を必要とするところにおきまして、均等割をして計算をいたしますと定員32名といたしますと、現在の人数では光熱費、維持管理費を賄う上で大変厳しいところがあるということから、値上げの措置に入ったということでございます。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) これは県のことなので、市当局に尋ねるのは本当に申しわけないなと思いますけれども、現在、決まっている希望者は9名の生徒が希望されていると聞いております。 今おっしゃった32名入るところに9名しか入っていない、均等割で維持管理費でその分1万円の増と、この負担される皆さんというのは離島からの皆さんであったり、先ほど来紹介しています北部の皆さん、西部の皆さん、大変ご苦労のあるところから寮に入るんです。 ただでも私は負担が大きいと思います。その中でさらに今言った均等割ということを持ち出して各世帯に負担をさせる。このことは、県、何考えているんだろうと正直思っているんです。この9名の皆様が声を上げたってわずかです。 この認識をぜひ議会で知っていただいて、石垣市民、または今、北部西部の人口減が叫ばれておりますので、ここを何とかしない限り、私が把握するだけで、ことし子どもさんが進学に当たって2世帯北部地域を引っ越されているんです。明らかに北部の人口減につながってしまったんです。そうであるような形を本当に許していいのかなというのが正直な気持ちです。 確かに現場は大変なご苦労が維持管理であるかもしれませんが、なぜそこに世帯の負担を求める仕組みを県はされているんだろうと、ぜひこの件を市長、もし県とのいろんなやりとりがあると思います。早急に、こんな負担は地元住民を守るためには認められないというような形でやっていただきたいなというのが正直な気持ちなんです。 ぜひ、その対応をご意見も含めて市長からお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 市長、中山義隆君。 ◎市長(中山義隆君) お答えいたします。 寮の運営等については、それぞれ県の考え方があると思いますが、それで今、八重山高校、農林高校、八重山商工、寮が別々にあるということで経費がそれぞれかかるというところだと思うんですが、私はやはり県立高校の寮というひとくくりで考えた中でおいては、基本には誰がどこの学校の寮を使っても寮費は一緒であるべきだろうというふうに思っていますので、今回、定員に対しての利用者数が少ないということで八重山商工の値段が上がるということに関しては、県の対応としては私はよくないと思っていますので、八重山支所会も含めまして県に対してしっかりと意見を言わせていただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 今回、値上げの要因になった均等割です。現在9名だからこの金額になっていると思うんでうけども、さらに入居希望の数が減った場合にふえるということ、もうそういう解釈にしかならないんです。そうなってくると4万円を超えたりとかそういうことも想定されるもんですから、私はこれは慎重にしてもらいたいという意見であります。 もう一つ、ことしの10月からいろんな調査で高校生、通学される方の負担にバス代の負担が県議会でも取り上げられておりました。公明党所属の金城泰邦議員がその問題を取り上げて動かしまして、10月から実証期間としてその負担を3分の1、負担を県が支援しようと、そのかわりいろんなアンケート調査だとかやってくださいと。そこには石垣市も含まれているんです。 先ほどの通学のバスの運行を調べ、答弁をいただきました。最も必要な北部、西部の皆さん、バスの運行自体がないといいますか、時間に間に合うような時間帯に走っていないもんですから活用できないんです。その状況で、先ほどから繰り返しますけれども、保護者が送迎できなかったり、特にひとり親世帯であったり、そういう皆さんに大きなしわ寄せがいっております。 せめて空港までのアクセスがあれば30分に1本バスが出ておりますので、間に合う時間帯になるでしょう。また、川平まで行けばそこも本数ふえますので、何とか学校に間に合うような登下校できる可能性も出てきます。それが出てきたときに、今、県が支援をしようとしているひとり親家庭親世帯への通学援助、それも可能になってくると思います。 現在、最も石垣で苦労されている皆さんに光が当たらない今の現状がございます。ですから、これも過去に上げました高齢者の皆様も大変ご苦労をされている、車がない、病院に通わなきゃいけない皆さんも同じような状況ですので、デマンドバス、デマンドタクシーのことを繰り返し訴えてまいりましたけれども、その辺の現実問題として今も高校生の子どもたちに目の前に来ています。何らかの対応が必要と思いますが、市の取り組みどういったものを検討されているのか答弁をいただきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) まず、東バスさんのほうの公共交通における子どもたちの輸送におきまして、ぜひ登校に余裕のあるような時間設定によるバス運行ができないのか、そこにつきましては東バスさんとも協議をしながら、その可能性については追求をしていきたいなと思っておりますが、ただ、設定をいたしましても、その子どもたちが乗るのかどうかだとか、お子さんが親御さんと一緒に市内に来て、自家用車での通学というのが結構あるようでございまして、設定による運行が需要と供給の中できちっとバランスよく保てるのかどうか、そこについてもいろいろアンケート調査をしながら把握をしてまいりたいと思っております。 北部の新コース地区につきましても、やはりバス路線のみではなくいろんな形での消費者の貨物の輸送だとか、医療の輸送だとかそういういろんなシステムについて、今後、北部振興策のために協議会を立ち上げながら研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 私は、議会の場で那覇市の事例や南城市の事例を紹介して、デマンドバス、タクシーの事例、実際に運用している状況を取り上げてまいりました。いつごろから石垣市は始められるのか現実にこれからの高齢化、特に北部の皆さん、大変な難儀をされる時代があります。高齢者の運転の危険から免許の返納だとかも、これからどんどん進めていって来られると思うんですけども、そういう交通弱者をどう守っていくのか、これを具体的に動かなければもう大変年々、大変ご苦労される方がふえると私は確実に思っております。 何とか、この高校生の子どもたち、地域にいながら通学ができる。沖縄本島ではモノレール、民間にも協力をいただきながら半額の運用を、半額で運用できるように、利用できるような形もとっておりますので、民間の協力と、また当局がさまざまな予算をつけたり施策を講じて、そういう北部、西部の皆様の交通体系を早目に整えていただきたいと思います。 全体的な本数をふやすとやはり利用者数がありますから、それは大変厳しいと思います。ですから、さまざまなヒントになるデマンド型の模索を今、一生懸命、私は提言させていただいております。 ぜひ早目の対応をお願いしたいんですが、先ほど部長が述べられた、この協議会といいますか、いつごろからスタートされるのか考えを聞かせてください。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 年度が明けましたら、早速協議会を設定をして議論を重ねていきたいと思っております。 ○議長(知念辰憲君) 平良秀之君。 ◆9番(平良秀之君) 最後にしますが、この高校生の寮費の商工、大きな負担については時間がございません。ですから、市長、申しわけありませんけれども、早目にアクションを起こしていただいて、何らかの支援といいますか軽減策、それを講じなければ離島からお子さんを送り出している方や石垣市の、また、北部、西部の皆さん、特にまた、ひとり親世帯の皆さん大変ご負担が大きいです。 それをできなくて、先ほど言いましたけども、2世帯がもう引っ越しをされてしまったということもございましたので、ぜひ、早急に対応していただくことをお願いいたしたいと思います。 最後に、3月の月でございます。松原局長にも議員時代ずっとお世話になってまいりました局長も退職と、市の多くの皆さん、先輩方、退職を迎えられますけれども、しっかり健康に留意されていただいて、また、退職された後も石垣市のさまざまな問題、課題に助言をいただきながら、ともに石垣市をつくっていただけるようにご協力をお願いいたしたいと思います。 私の質問は以上で終わります。 ○議長(知念辰憲君) 以上で、平良秀之君の質問は終わりました。 10分ほど休憩いたします。                               休 憩 午後 3時14分                               再 開 午後 3時27分 ○議長(知念辰憲君) 再開いたします。 次の質問者、箕底用一君の質問を許します。箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 皆さん、こんにちは。初日4番目の登壇となりました。早速一般質問に入ります。 小中学校における施設等の維持管理状況について伺います。 近年の児童生徒等の健康・安全を取り巻く状況の変化は著しく、学校保健及び学校安全に関して、地域の実情や児童生徒等の実態を踏まえ、各学校において学校の設置者並びに国及び地方公共団体の責務を定めた学校保健法等の一部を改正する法律が、平成20年6月に公布され、平成21年4月1日から施行されました。本改正により、法律の題名が学校保健法から学校保健安全法に改められ、学校保健安全法では、第6条に文部科学大臣が児童生徒等及び職員の健康を保護する上で、学校施設を常に健全な状態に維持することが望ましい基準として、学校環境衛生基準を定めることが新たに明記されるとともに、学校の設置者及び校長の責務が明確となりました。 学校保健安全法第6条第3項において「校長は学校環境衛生基準に照らし、学校の環境衛生に関し適切を欠く事項があると認めた場合には、遅滞なく、その改善のために必要な措置を講じ、又は当該措置を講ずることができないときは、当該学校の設置者に対し、その旨を申し出るものとする」と明確に規定されました。 その学校保健安全法に基づき、本市の学校施設等における維持管理状況について、当局の答弁を求めます。 次に、法定外目的税制度創設に向けた積極的な取り組み、進捗状況についてであります。 平成28年3月定例会施政方針において、市長は法定外目的税の今後の導入を視野に、さまざまな角度から検討してまいりますと施政方針を行っており、その後の検討はどうなったのかを昨年の6月定例議会の私の一般質問にて当局の答弁を求めましたところ、大得企画部長は「中山市長としましては、法定外目的税の導入につきましては、私どものほうには、積極的に導入に向けて調査をするようにということで指示をいただいているところでございます」と答弁がありました。 また、「市長の指示もございますので、やはり導入に向けての作業フローができますように調査して、しっかりと導入に向けて方向性を決めていきたいと考えております」とも答弁をしていただきました。 平成28年3月の施政方針から2年がたちました。積極的な取り組み状況、進捗状況について伺います。 次に、観光インフラ整備に向けた具体的な取り組み及び現状と課題についてであります。 日本全国的に国内外ともに、観光入域客数は増加傾向であり、本市においても、観光施設等の維持管理やインフラ整備などの課題は山積状態であります。観光客がふえればふえるほどバスやレンタカーがふえ、交通渋滞の常態化や環境負荷など、市民の生活リズムにも著しく影響を受け始めております。 さらに、これからは国際観光都市を目指す石垣市として、社会資本整備の充実に向けて計画的に進めていかなくてはなりません。観光がふえたからといって、市民所得が上がったかとの実感はごく一部であり、観光客増加に伴い、その恩恵の波及効果をどのように市民全体に感じていただくか、そういった政策も重要ではないでしょうか。 国際観光都市を目指す石垣市として、今後の観光インフラ整備に向けた具体的な取り組み及び現状と課題について、4項目めの離島ターミナル内における電光掲示板の必要性について、5項目めの観光名所である川平湾における喫煙所の必要性について、答弁を求めます。 次に、美崎町、浜崎町における下水異臭問題に対する市の認識及び環境衛生について、今後の具体的な改善策について見解を求めます。 次に、防災減災及び緊急時等におけるドローンの活用と操縦士資格者等のあり方について。 近年では、ドローンを活用した救難ドローン、救助ドローン、また、災害時において被災地区を偵察したり、被災地で救援を求めていないかを目的としたドローンを導入する自治体がふえてきました。 佐賀県では、ドローンの取り組みに力を入れていることから、平成29年度緊急防災援助隊九州ブロック合同訓練で、ドローンを取り入れた夜間ドローン偵察訓練を行うなど、被災を想定して情報があった現場の確認をドローンで偵察し、何が、どこで、どれほど壊れているのか、救助を必要としている人がいるのかなど、出動の有無や出動に必要な準備が何かを判断する情報を収集する重要な活動を担う資機材の一つとして、ドローンの可能性に期待をしております。 本市においても、ドローンの購入がなされているとのことですが、どこの部署に導入され、活用法など、操縦士資格者等のあり方について答弁を求めます。 以上、質問要旨を述べました。再質問は自席より行います。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君の質問に対する当局の答弁を求めます。教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) こんにちは。小中学校における施設等の維持管理状況についてお答えいたします。 石垣市立小中学校の施設の維持管理状況について、修繕を必要としている状況にありながら対応が追いついていない施設が多数あります。教育委員会では、学校から要望のある修繕について、急を要する箇所を優先に予算を要求しております。 具体的には、緊急度合いをAからDまでランクづけを行い、修繕費を見積もっています。修繕を要する主なものには、体育館屋根の雨漏りや単独調理校のトイレ、消防設備やパソコン教室、職員室のクーラーなどがあります。 修繕を要する費用は2億円ほどに上っており、予算不足と近年の人手不足の状況から、学校の環境整備が十分になされていない状況にあります。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) 法定外目的税創設につきましてご答弁を申し上げます。 法定外目的税制度の導入につきましては、本市といたしましても新たな財源確保の観点から、導入に向け調査研究を行ってまいりました。昨年11月、美ぎ島・美しゃ市町村会における行政視察におきまして、座間味村を行政視察をいたしました。 その際、同村が平成30年4月1日から開始する座間味村美ら島税の導入についてのご説明を受けてきたところでございます。 同村では、平成26年3月の慶良間諸島国立公園の指定を受けてから、観光客数が急増し、観光地の環境汚染などにより環境美化・保全が喫緊の課題となり、観光施設などの維持管理には多額の経費を要することから、美ら島税を導入されております。 課税方法といたしましては、旅客船、航空機などによりまして座間味村へ入域する方の1回につき100円を徴収することとしており、座間味村民からも徴収をしているとのことでございました。 本市におきましても法定外目的税の導入につきましては、県の新税導入に向けた動きや他の市町村の法定外目的税制度を参考にさせていただきながら、関係団体の皆様との議論を深め、推進してまいりたいと考えております。 先ほどご指摘がございました件でございますが、残念ながら、現時点ではその作業フローや具体的な新税の確立・創設までには至っておりませんことにつきまして、真摯に反省をし、新年度にはスピード感を持って取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 箕底用一議員の3項目め、観光インフラ整備に向けた具体的な取り組み及び現状と課題について、お答えいたします。 本市は、昨年、大都市圏からの直行便数の増加や、国内外の航空就航路線の拡大、クルーズ船の寄港数の増加に伴い、入域観光客数が過去最高の137万6,000人を記録いたしました。また、現在、南ぬ島石垣空港の国際旅客施設の増改築、石垣港での20万トン級対応の岸壁の整備などを目指していることから、入域客数はさらに増加することが期待されており、既存施設の整備・改修、新たなインフラ整備について取り組む必要があると考えております。 建設部所管の施設におきましては、施設管理課では、平成26年度策定された石垣市観光施設・観光地再整備計画に基づき、玉取崎展望台、底地海水浴場、米原キャンプ場を重点的に整備しており、平成26年度では、米原キャンプ場トイレ及びシャワー室の新築、平成27年度では、サッカーパークあかんまでの芝の改修事業、平成28年度では、御神崎灯台駐車場の増設、唐人墓駐車場の区画線の工事、平成29年度は、玉取崎展望台の駐車場拡幅整備及びトイレの新築設計の着手、底地海水浴場の改修の概略設計完了及びトイレ改修設計の着手、平久保崎灯台駐車場拡幅概略設計に着手しております。 今後も老朽化した施設改修及び整備を年次的に着実に取り組んでまいりますが、市民及び観光客のニーズを捉えることや、充分に対応できる施設整備のための必要な予算確保に努めてまいりたいと考えております。 4項目めの離島ターミナル内における電光掲示板の必要性についてお答えいたします。 電光掲示板は、平成18年離島ターミナル建設の際に設置され、船舶運航情報を表示してまいりました。しかしながら、年月の経過とともに機器にふぐあい等が生じ、その都度、修理等により機能維持に努めてまいりましたが、修理等では回復しない状態となったことから、表示板等を撤去しております。 現在、運行情報等は運行事業者店頭においての時刻表、ホームページ、新聞広告などで入手できるようになっております。電光掲示板の必要性につきましては、利用者の利便性の向上等は認識しております。これまでも観光情報や航空情報と連携できるシステム等新たなネットワーク構築も含めて、掲示版の導入には取り組んでまいりましたが、多額の導入費用や運用体制などの課題があり、導入には至っておりません。 電光掲示板の導入につきましては、運行事業者等の協力が不可欠ですので、引き続き補助事業の活用や運用体制づくりなど、導入に向けて取り組んでまいりたいと思います。 5項目めの観光名所である川平湾における喫煙所の必要性についてお答えいたします。 川平風致公園は多くの観光客に利用されており、地域より、公園内にたばこの吸い殻がたくさん捨てられているなど、喫煙所の設置について声が上がっております。 喫煙所の必要性におきましては、観光名所として多くの観光客が利用する公共施設として、公園内の美化を初め、健康増進法第25条による受動喫煙の防止を図る上でも、運営施設として屋外での適切な場所を含めて喫煙所の設置を検討してまいります。 また、石垣市都市公園条例では、公園内における損傷、汚損行為や危険な行為を禁じており、吸い殻のポイ捨てやたばこの火が人に触れるような場所での喫煙はこれらに該当するものと考えております。公園管理者としましては、喫煙マナーの周知を図るとともに、管理運営に努めてまいります。 6項目め、美崎町、浜崎町における下水異臭問題における市の認識及び環境衛生について、今後の具体的な解決策についてお答えいたします。 美崎町、浜崎町における下水臭についてでございますが、本地域は埋立地による事業により造成された人工の土地で、地勢は平たんでございます。そのため、道路側溝に勾配をつけるのが難しく、水の流れが著しく阻害され、その上、飲食店からの雑排水等が未処理の状態で側溝へ流入しております。夏場は生ごみが流れず堆積して腐敗等を起こし、腐敗臭を発生することが主な原因と思われます。 そのため、公共下水道への接続を啓発してございます。これからも引き続き啓発活動を継続してまいりたいと考えております。 また、もう一つの原因と思われる5号雨水幹線、通称ガーブ川下流側の改築は、平成31年度から調査設計に入り、平成33年度に工事を着手する予定となっております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 企画部観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 箕底用一議員の3項目め、観光インフラ整備に向けた具体的な取り組み及び現状と課題について、ソフト面における具体的な取り組み及び現状と課題について、お答えいたします。 本市へ訪れた国内外からの観光客が快適に旅行を楽しむことのできる施設や設備を整備し充実させることは、滞在時の満足度を高め、再び本市を訪れてもらうために重要だと考えております。 観光インフラ整備につきましては、ハード面の整備だけにとどまらず、効果を高めるためのソフト面での取り組みと一体となった観光インフラ整備を進めることが必要不可欠だと考えております。 本市の観光インフラ整備におきましては、ハード面の整備につきましては、先ほど建設部長より答弁がございましたとおりでございます。ソフト面におきましては、本市の観光地の情報検索や情報発信に活用できるWi─Fi環境の拡張・整備、観光案内板の設置・多言語化などは重要な課題だと認識しており、財政面を含め関係部署と調整を図りながら順次整備・拡充に努めたいと考えております。 また、観光の力で地域の雇用を生み出す人材の育成・確保のため、外国語講座を引き続き実施してまいりたいと考えております。 観光地としての量から質への転換、滞在魅力の向上とリピーターの確保のため、市民の観光への意識醸成を含め、学校教育における観光カリキュラムの導入促進など、人材育成につながる取り組みも進めてまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 消防長、宇根規光君。 ◎消防長(宇根規光君) 箕底用一議員の7項目めの防災減災及び緊急時におけるドローンの活用と操縦士資格者等のあり方について、お答えいたします。 無人航空機、いわゆるドローンについては、平成28年熊本地震、平成29年7月九州北部豪雨等による捜索救助活動において運用されたほか、既に複数の消防本部での運用が行われている状況にあり、このような背景を踏まえ、消防本部や消防団、市町村、都道府県の防災部局等の消防防災関係機関における無人飛行機の需要の今後の増大が見込まれているところです。 本市におきましては、市民サービスの向上を図るために、企画政策課がドローンを所有していますが、大規模災害時等に備え、防災危機管理室等でも活用が予定されており、庁内の関係する課で調整し、運用マニュアルの整備が必要となっております。 消防本部としましては、海岸や山林等での行方不明者捜索活動や現場状況の撮影、物資・救命資機材等の搬送、山林火災の延焼範囲の確認、情報収集等の緊急時に対応し、消防力・防災力の向上を図るため、ドローンの導入を検討しています。 操縦士資格者等のあり方については、運行者には安全配慮義務が生じることになりますので、技能認証等を実施する団体の講習を受けて、必要な技能認証を得た後、運行に当たっては法令に沿って手続をしていきたいと考えています。 また、導入に当たっては災害時に活用するために、十分な人員を確保する必要があります。さらに、飛行や画像活用の高度な技術を要することから、民間事業所等とも事前に提携して、災害時に協力を得る対策の調整もしているところでございます。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 当局の答弁は終わりました。引き続き箕底用一君の再質問を許します。箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 再質問をしていきたいと思います。 まず教育委員会からです。小中学校におけるこの維持管理状況なんですけども、先だって、私も各学校現場に足を運んであらゆる調査をしてまいりました。やはり学校現場に行くと常に思うことは、老朽化をしてきている状況の中から修繕が必要な箇所、また、子どもたちが頻繁に学習をする中で破損したりというもの、あとはまた使用回数がかなり多くて破損する鍵や、後はトイレ、便器、いろいろとあります。 そういった中で、今回この学校施設を拝見するに当たって、この学校施設の修繕箇所、そして、学校側から、現場から要望というものが上がってきているかと思うんですけども、そこら辺は把握されているかどうか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 再質問にお答えいたします。 未処理事項の緊急性に応じ優先順位を付して整理をしておりますので、実態把握はされていると考えています。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 実態把握がされているということなので、さらに再質問をします。 その実態把握をされている中で、この修繕に必要な予算額というものに対して算出されていると思うんですけども、算出されている額をご答弁お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 AからDランクまでの合計で約2億円になっております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。
    ◆1番(箕底用一君) 先ほども答弁がありましたように、これ優先順位をつけてAからDというランクをつけて、優先順位をつけながら優先的に工事をやっていきたいというものですよね。それについて約2億円ちょっとあると、この予算算出をされているということです。 で、新年度予算、今回管理予算としているこの平成30年度の予算額は幾らになっているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 新年度の維持管理の予算ですが、平成30年度当初予算案の市立小学校に係る修繕費等の合計は4,797万円となっております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 4,797万円という新年度予算でつけられております。また、台風等いろんな出来事があったりするときも予算は必要になろうかと、そう思っております。 この平成30年度の当初予算案での修繕費が4,979万円、これは前年比でいくと同額なんですか。そこら辺もご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 3時53分                               再 開 午後 3時54分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 前年度は約4,000万円ほどですので、今年度は約800万円ほどの増額というふうに考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 前年度が4,000万円ぐらいということで、これは決算ベースですか。これ当初予算ベースで。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 3時55分                               再 開 午後 3時56分 ○議長(知念辰憲君) 再開いたします。教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 当初予算で約3,900万円ということです。約4,000万円です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 休憩します。                               休 憩 午後 3時56分                               再 開 午後 3時57分 ○議長(知念辰憲君) 再開します。箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 28年度の決算で5,100万円程度。私も所管事務調査の中でいろいろと資料を調べてみますと、大体4,800万円から5,200万円前後での修繕費なんです。 で、毎年これぐらいの予算で修繕費をやる中で、やはり各小中学校は修繕ができていないという状況があって、優先順位的に後回しにされている状況なんですけども、やはり学習環境をしっかりと整えていただかないと、子どもたちの安全、また職員の健康、子どもの健康を害するような環境になってしまっているというのが現状でありますので、そこら辺は、先ほど私が申し上げましたように、学校保健安全法の中に学習衛生基準というのがありまして、そこを、この目的には、学校設置者また教育長、教育長以外にも石崎市長、その市長に対してもこの学校の環境をよくするために修繕費が必要だということを要求することができるという状況なんですけども、そのあたり、今回2億円余り予算が必要とされている中で、教育長としては財政のほうにどのような予算要求をしているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 箕底用一議員の再質問にお答えいたします。 やっぱり学校教育においては、子どもたちが安全・安心な学習環境の中で楽しく、そしてまた確かな学力を身につける学習活動が必要じゃないかなと思っております。 そのような中で、修理がなかなか行き届いていない箇所、また危険箇所等がないかどうか。これは毎月の安全点検において各学校のほうから危険箇所等を点検しての修理等箇所の依頼・要請等はあります。 このように、まだ未整備の状況の中にあって、やっぱり市長部局のほうにも積極的に学校予算、修理・修繕等が的確にできるように、そのところは連携をとって図っていきたいなと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 教育長、ありがとうございます。 この学校の予算ですけども、予算はもちろん教育委員会の中でしっかりと要求して、確保しているものですけども、この予算自体は、よく一市民から言われるんですけども、何であんなに教育委員会は予算がないかと言うんです。その予算を決めているのは誰なんでしょうか。この予算を決めているのは、要求しているところ、場所はどこでしょうか。そこら辺の具体的な説明をお願いしたいですね。わからない人がいっぱいいるんですよ。教育委員会のお金はどこから持ってきて、どこから支出するのかというようなお話も、学校関係者、保護者の皆さんもたくさんいる中、ぜひそこら辺をご答弁をいただきたいなと思うんです。教育委員会として予算要求をする場所はどこなんですか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 教育委員会、6課、そして1センター、2課ございますが、そこからの予算要求書に基づきまして、それを取りまとめて教育委員会として予算要求をしているところであります。 以上です。 ◆1番(箕底用一君) どこに要求しているかということですよ。どこに予算を要求していますかという。 ◎教育部長(宮良長克君) 当然、財政担当であります市長部局のほうです。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) もちろん教育委員会としましても財政課のほうに、市長部局のほうに予算を要求するわけであります。 このような中で、やはり学校の保護者の皆さん方は、教育委員会にお願いしても、なかなか改善してくれないという中で、教育委員会の職員の皆さんも一生懸命頑張ってはいるんですよ。しっかりと私もわかっております。その中で、やっぱり予算がないという中で、何とかやりくりをしている。そこで、学校側もPTAの保護者の皆さん方と連携をとって、いろんな細かい修繕を直したり、そしてまた、無償で寄附したり、いろいろとやっている状況であります。 このような状況を、教育長、もと校長先生でありますので、よくご存じだとは思いますけども、そういった状況の中でPTAの皆さんは大変ご苦労されていると思うんですけども、そこら辺、前回、石垣小学校にいたときに、いろいろな活動をされたと思いますけども、そこら辺の学校の取り組みとして、PTA側とどういった修繕の箇所をやり取りしたか、記憶にある程度でいいですので、よろしくお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 再質問にお答えいたします。 学校長として在籍していた期間は、やっぱり子どもたちの安全・安心を確保するために、学校の職員で対応できるところは、職員でしっかりとまた対応していく。また、PTAの力をかりなければいけないところは、またPTAの力もかりてということで、例えば、校舎の手すり等の腐食している部分とか、また剥離箇所が見つかったところ等は、いち早く自分たちでやるというか、やって、コンクリートを落としたりとか、そういった面。 また、校庭等の危険箇所等があった場合には、PTAのほうにもお願いいたしまして、積極的に応援をいただいたところであります。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) このような形で、PTAの皆さん方もご苦労されているところでありますので、ぜひ、そこをPTAの皆さん方に負担をかけるということがもしあるとすれば、PTAの役員のなり手も不足してくるんです。もうPTAに入るのがよく保護者の皆さんはわかると思いますけど、PTA役員になったら大変だよねとか、いろいろと何かあるよねとかいう中で、PTA役員になりたがらない方がたくさんいます。その原因の一つでもあるのが、そういった、そもそも学校、教育委員会がやっていただけるものに対してPTAがやっているというところに負担がかかってきているというところもありますので、そこら辺はしっかりと認識していただいて、今後のものに改善にしていただければと思います。 また、ある学校では、校長先生が自腹で教室の蛍光灯を取りかえたというお話も伺いました。また、PTA予算でクーラーを設置したり、舞台の照明が切れているということから、PTAの予算で投光器を購入して舞台の照明に使ったというような報告も私は聞いておりますけども、そういった認識をされているのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) 議員にお答えいたします。 PTA予算でのクーラーの設置や投光器等を舞台照明に利用していたことについては、報告を受けております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) このように、PTA予算でクーラーを設置したり、舞台の照明が切れているということで、子どもたちのそういった学習に影響を与えるということで、PTAのまた予算で投光器を購入したというような事例もありますので、教育委員会も認識しておりますから、そういったことをさせないためにも、やはり予算の充実・確保をしっかりとやっていかないといけないということになりますので、そこら辺も、今後この当初予算がこれだけの予算では足りないと思うんですけども、さらに補正を組むなりして予算要求をしていただきたいと、そう思っております。 また、消防法にひっかかるものが学校現場でもあると伺っております。消防長、聞いておりますか。学校現場で今、消防法に適合していないということで指導、指摘をしているような箇所が何カ所ぐらいあるのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 消防長、宇根規光君。 ◎消防長(宇根規光君) 再質問にお答えします。 市内公立小中学校の消防設備の不備により指摘・改善された学校があるかどうかについて、お答えします。 平成29年12月現在、消防法に基づく公立小中学校関係者から届け出のあった消防用設備の点検結果報告による不備、欠陥のあった小中学校25校のうち、22校に不備欠陥があり、3校に改善が認められています。 消防としましては、不備、欠陥のある学校へは、学校管理者宛てに消防用設備の点検結果に基づき改修するよう通知し、是正指導をしているところです。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 休憩をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 4時08分                               再 開 午後 4時08分 ○議長(知念辰憲君) 再開いたします。箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 今、消防長のお話によると、25校のうち22校で不備が指摘されているという状況です。これは、まさにこの消防法に適合していないということであれば、これは業務上過失にも問われかねないということであります。これは私、以前にも質問しております。 そういったところも子どもたちの安全・安心、また、教員の皆さん方の安全・安心、そういったものを早く改善してやっていただけないと、保護者の立場からすると、非常に怒りが込み上げてくるという状況にありますので、そこら辺をしっかりと対策をしていただきたいと、そう思っておりますけども、再度、この現状を聞いて、現状はわかっていると思うんですけども、教育長、そこら辺はどうでしょうか。25校のうち22校が指導・指摘を受けているという状況です。こういったことから考えると、しっかりと予算はつけないといけない、とらないといけないという状況になりますけども、そこら辺を教育長として再度答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育長、石垣安志君。 ◎教育長(石垣安志君) 再質問にお答えいたします。 ただいま25校中22校が不備があると。そして、3校が改善されたということで、やっぱり火災等が発生した場合に大変危険な状況にあるのかなと。消火栓、それから消火器等、そのところの点検をまた着実にしていきながら、そういったところの改善が図られるよう、また、予算要求等をしっかりしていきたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 再度予算について質問いたします。 先ほど、修繕費のこのA、B、Cランクづけで概算が出ている予算の中で、先ほど消防長がおっしゃっていた25校のうち22校が消防の不備があると。それは、先ほどおっしゃっていただいた予算の中には入っているんですか、入っていないのか、ご答弁お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 大きな修繕を要するものにつきましては、Aランクのほうに入れて、予算を算出しております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 要は、その中に全て入っていることですか。それが2億幾らということですかね。 それと、新たにクーラーを設置する費用、ありますよね。それとこれは別ですよね。ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 教育部長、宮良長克君。 ◎教育部長(宮良長克君) お答えいたします。 クーラーの新設につきましては、ただいま申し上げた予算の中には組み込まれておりません。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) そこを含めると2億円どころでとまらないというような状況だと推測します。そういった意味でも、しっかりと教育委員会としては学校設置者である教育長、しっかりと予算を市長部局に要求して、予算を切られないようにお願いしたいと思います。切られた暁には議会のほうに報告をお願いします。 次に移りたいと思います。 法定外目的税を積極的に取り組むというような市長のご答弁がありましたが、作業フローとかいろいろと協議しながら、検討しながら進めていくという部長からの答弁もありましたので、そこを再度踏み込んで、もう市長の施政方針からも2年がたちました。この法定外目的税はやはり石垣市の収入源になるものだと認識しております。そういったものを早く導入することによって、観光施設の維持管理費とか、そういった予算が確保できるものと、そう思っております。そこを、新年度どういった対策で取り組んでいくのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えします。 新たに沖縄県のほうも、やはり観光振興を目的とする新税の導入ということで、沖縄県行政運営プログラムの中でうたっております。所管課が観光政策課になるようでございます。その沖縄県の動向も踏まえながら、石垣市としてどのような新たな財源が確保できるのか、前向きにスピード感ということで申し上げましたけれども、年度内の策定に向けての努力をしてまいりたいと思っております。 ただ、各市町村、竹富町もいろいろ考えております。沖縄県も導入を考えております。石垣市もということになりました場合、二重あるいは三重の税負担にはならないのかとか、あと、それによる観光への足かせということでの懸念がないのかとか、いろんな面で検討を要するものだとは思っておりますので、そこら辺も踏まえまして庁内で検討しながら、あるいは、観光交流協会だとか、そういう観光に携わる皆様のご意見等も聴取をしながら、創設に向けて一つ一つ作業をクリアしていきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 沖縄県もこの新税に向けていろいろ取り組みが始まるというお話も聞いております。また、慶良間においては、もう導入する段階に来ているということでありますけども、先ほど、部長のほうからもありましたように、二重課税にならないようにというお話もありました。そういったのは、これは当たり前の話であって、じゃ、先に導入したところがいいのかというような話になってきますので、そこら辺は、竹富町も新年度中にはその新しい目的税を導入すると伺っておりますので、竹富町が導入したらといって石垣市は導入できないとか、そういったことにならないような状況をしっかりと把握しながら進めていただきたいと思っております。 再度質問しますけども、やはり部長、課長部局のほうで議論するというものもかなり今仕事をお持ちの状況の中で、ハードルが高いのかなと。やはりそういったところは、先ほど冒頭の答弁もありましたように、スピード感を持って進めていかなければいけないというところであります。 これは、もちろんやはり収入源になるようなものはスピード感を持って早く取り入れていただけないと、予算の配分も、あらゆる維持管理費も必要としていますので、ぜひそこはスピード感を持ってやっていただきたい。そのスピード感を持ってやっていただくためにも、何らかの協議会が設置が必要だと、そう思っておりますけども、そこら辺はどうお考えなのか、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) お答えします。 本石垣市におきましても税制等研究会設置規定がございまして、その中で、その法定外目的税あるいはその他の自主財源の確保ということで、調査研究をする研究機関もございました。ということで、いろいろ議論をしたこれまでの蓄積がございますので、そこも参考にしながら、新たにその庁内以外からの有識者の皆さん等の意見もいただきながら、やはり観光税にかかわる新たな財源確保ということで、法定外目的税の導入に向けて作業フローもつけながら、きちっと一歩一歩進めていきたいと思っております。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) この協議会の設置に向けてもやっていく必要があるんじゃないかというような私の質問なんですけども、そこら辺も視野に入れてということでよろしいんですか。ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 企画部長、大得英信君。 ◎企画部長(大得英信君) はい、議員ご指摘のとおり協議会の形できちっと進めさせていただきたいと思っております。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) ぜひスピーディーに行政運営をしていただきたいと思っております。 次に、観光インフラ整備に向けた具体的な取り組みと現状と課題についてです。 やはり本市は去った市長選挙でも、中山市長も国際観光都市を目指していきたいという中で、また、アジア・ゲートウェイ構想も含めて、あらゆる観光の可能性を秘めた島だという話をおっしゃっております。 なので、やはりこの観光インフラ整備というのは喫緊の課題だと、そう思っております。私も観光がふえればふえるほど、この住民負担のものがどんどんふえてくるだろうと。現に今、観光バスそしてレンタカー等がふえて、各交差点においては交通渋滞が一部渋滞化されているところもあります。そういったところを緩和していくような対策も必要だろうと。 そしてまた、市民の皆様方にも、観光がふえ過ぎて、かなり生活に不自由してきている状況も見受けられますので、そこら辺はこのインフラ整備というのは早急に対策をしながら、計画的にやっていく必要があるだろうと、そう思っております。 それを踏まえて、今後、観光部局としても、この課題というものがあると思うんですけども、その課題とは何か、ご答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 観光文化スポーツ局長、大嵩久美子さん。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 観光部局として、今、観光インフラ整備に向けた課題ということでのご質問でございます。 今、議員がおっしゃったように、観光客がふえまして、観光バスやレンタカーや、また交通渋滞やというふうなハードな部分もございますが、観光のソフトの部分からいきますと、やはり観光課が実施しておりますWi─Fi環境の拡張・整備とか、観光案内板の設置や多言語化など、または、その設置や管理者等の費用の確保がございますので、そのあたりも課題となってくるのかなと思います。 財政面を含めまして、関連部署との調整をしっかり図り、努めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) これは、本当にいろんな所管課があって、いろいろと取り組んでいる状況でありますけども、やはり観光部局としてもしっかりと行政の今の観光の課題をまとめながら、計画的に進めていただきたいと、そう思っております。 先ほども局長からもありましたように、Wi─Fiという話がありました。このWi─Fi、なぜWi─Fiが必要なのかというところだと思うんです。本当にWi─Fiってあんなに必要かと言う方がいらっしゃるんですけれども、このWi─Fiの効果というものを行政当局でしっかりと押さえているのであれば、このWi─Fiの効果というものを答弁お願いしたいんですけども、よろしいですか。 ◎企画部観光文化スポーツ局長(大嵩久美子君) 再質問にお答えいたします。 Wi─Fiがもたらす効果ということでございます。 Wi─Fiの整備は、ICTインフラの中でも災害に強く、地域活性化のツールとしても有効となっております。また、外国人受け入れ環境の整備、情報発信の中におきましてのものでありましたり、また、地域における情報化の推進などに大変有効だというふうに思っております。 また、防災拠点として、災害時における緊急通信手段ともなり、来訪者や住民の安全の確保や、観光拠点として国内外の観光客が手軽に情報を入手できる利便性を高める効果もございます。 特に観光効果といたしましては、情報発信により外国人観光客がストレスを感じることなく、快適に観光を楽しむことで滞在日数の延伸やリピーター客獲得の効果があるのではないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) このインバウンド関係も、やはり今後国際都市を目指していく中では、Wi─Fiの環境は必要不可欠であります。そのWi─Fiの拡充に向けてもしっかりと取り組んでいただきたいということであります。 インフラ整備ですので、離島ターミナル内における電光掲示板の必要性なんですけども、必要性はしっかりと当局は認めているということでありました。必要性を認めているのであれば、今、この離島ターミナル内で何が起きているかということぐらいはご存じのはずです。私も何回も利用しておりますけども、会うたんびに外国人の方が多くて、外国人の方は、このカウンターの受付のところで、通訳をしながら教えていただけるような状況なんですけども、列をなしてこの外国人の皆さん方が通訳待ちをしている状況で、そんなやっているうちにも船は出ていってしまっているんですね。 やはりそのときに電光掲示板があれば、何時何分に何番からどの船が出ますよというようなことを、しっかり多言語化して見ることもできる。これが当たり前の社会だということであります。 空港でもこれは当たり前のものなんですけども、やはり離島ターミナルは130万人余りが竹富町にそういった出入りをしている状況の中からすると、やはり外国人の方もかなりの頻度で利用しているんじゃないかなと思っております。それを見ますと、外国人の方たちのためにも、そういったやさしい観光地であってほしいなということから、この電光掲示板を必要性があるのかと伺いました。私は必要性もあると思っております。今後、この観光従事者の、中に入っている店舗の方たちとの調整が必要だというお話もありました。莫大な予算もかかるというお話もありますけども、その予算がどれぐらいほどの予算がかかるのか、ご答弁お願いします。 ○議長(知念辰憲君) 休憩します。                               休 憩 午後 4時24分                               再 開 午後 4時25分 ○議長(知念辰憲君) 再開いたします。港湾課長、玉城広文君。 ◎港湾課長(玉城広文君) 再質問にお答えします。 これまで私どものシステムを導入する中で、いろんな企業のほうから提案を受けております。その中では、船舶運航情報に限らず、航空離発着情報、あと、バス運行情報、気象情報、観光情報などを表示できる、発信できるものを導入に向けて検討していたんですけども、やはりシステム導入には初期投資で約3,000万円から5,000万円、あと、運用維持費で約100万円程度かかるということで、また、6年ごと機器の更新とか、そういったものもあることから、将来的な運営の見通しが課題でありまして、いまだに設置には至っておりませんけども、今後、離島ターミナル単体で運用が可能な安価なシステムも含めて、検討、調整して、ぜひ導入に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) ぜひこれは進めていただきたいと思います。観光従事者の方が、費用が高いというのであれば、じゃ、何のために一括交付金があるのかというような私考えをするんですよ。もう観光の業界の皆さんが、いや、別に必要じゃないというんだったら、これはもうぜひ石垣市としては強力に進めていただきたい。 で、一括交付金を活用して電光掲示板を導入していただきたい。ただ、導入しれと言うだけでなく、リース方式でやるのも一つの考えなのかと。今おっしゃったのは、リース方式なのかどうかちょっとわからないんですけども、やはりリースという定期的に更新していけるようなものが必要だろうと、そう思っております。 国際観光都市を目指す中においては、このアジア・ゲートウェイ構想を実現させるためにも、電光掲示板は当たり前のものだと、そう思っておりますので、ぜひ進めていただければと思います。 次に、観光名所である川平湾における喫煙所の必要性でありますけども、川平湾においては、今現在、トイレの改修事業が行われております。隣に仮設のトイレがありますけども、そのトイレ、クルーズ船が来るたんびに苦情が多いです。海外から来る方たちはレンタカーも借りながら、また、大型バスで来る方たちもいます。 その中で、一気にバスからおりると、まず先に何をするかと。喫煙所を探すそうです。喫煙所。先ほど、冒頭の答弁でもありましたように、喫煙のマナー等をしっかりと周知徹底させたいということでありますけども、もうしっかりと観光地に来れば、もう喫煙のマナーというのは当たり前のものに入っているんだなと。まず、バスからおりたら喫煙所を探して、喫煙所で吸おうというような動きがあるそうです。 それがないがために、もう無法地帯なんですよね、たばこを吸うところが。なので、1人が1カ所で吸ったら、そこで固まってみんなが吸い始めるというような状況が続いている。 で、トイレの前で吸えば、トイレの前で空き缶を灰皿がわりにしながら吸って、その空き缶をトイレに置いて帰るというような状況。 また、歩きながらたばこを吸って、この吸い殻を、拝所があるこの石垣の石積みの間にねじり込んで入れて、それで帰る人もたくさんいると。で、朝、近隣の事業主さんが清掃する中で、かなりひどいと。そういったきれいな観光地として本当にそういったのが適切なのかなというような疑問の声も出ております。 そういったことから、この八重山諸島が誇るこの川平湾をしっかりと守っていく、また、イメージを低下させないためにも、来ていただいた方たちにいい思いをさせて帰させるというのも必要だと思っております。その中においても、喫煙所というのは必要だと思っておりますけども、再度、喫煙所の必要性ということを強調して、再答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 冒頭でも答弁いたしましたけども、川平公園での喫煙所の設置につきましては、地域からの要望がございます。公園内の美化を初め、受動喫煙防止を図る上でも、分煙施設として屋外の適切な場所で喫煙所を設置したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) 今後、この喫煙所というのは川平湾のみならず、あらゆる観光名所のところで必要だと思いますので、そこら辺もしっかりと調査をしながら、導入に向けて進めていただきたいと思います。 次に移ります。美崎町、浜崎町における下水異臭問題に対する市の認識、環境衛生について、今後の具体的な改善についてでありますけども、皆さんも美崎町はよく通っていらっしゃると思います。その中で、梅雨時期、そして夏場になると、湿度が高いときは蒸れたようなこのにおい、異常なにおいが発生しているのが現状です。これは硫化水素という一つのものでもあるんですけども、卵が腐ったにおいというような、もう特徴的なにおいです。そういったもので、やっぱり下水の環境を改善しないと、この異臭問題は改善できないんだろうなと思っております。 ガーブ川のお話もありました。ガーブ川は、前回一般質問をやった中で、ガーブ川の中で堆積されているものは、もう70センチぐらいヘドロが堆積されているという状況です。その最終的な吐き口は海上保安庁の桟橋があるところに流れている状況でありますけども、そういった1カ所であるこの流れを、やはり分散するのも一つの手だと、そう思っております。分散する計画があるということでありますけども、その計画の流れの説明をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 議員ご指摘のガーブ川についてでございます。 現在、5の2の2号の雨水管渠を整備中でございます。平成30年度内で竣工予定でございます。5号雨水幹線につきましては、96ヘクタールが下水が流下してございます。そのうち44ヘクタールの排水が別系統へ流出されると思いますので、かなりの緩和がされるものと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) このようにガーブ川がされるのは、一番いいことだと思います。しかしながら、美崎町におけるこの下水接続率というのはなかなか厳しいところがありまして、やはり建物の中から改善・改修しないといけないという状況でありますので、なかなか接続率が悪いと。で、建物の改築と同時に接続するという動きがありますけども、これはもう過去の年数を見ても、接続率が一番低いという状況です。 この下水の異臭というのは、このガーブ川だけじゃなくて、下水の中、側溝の中です。飲食関係をやっている方々のところから排水が流れてきて、そこにたまって腐ったにおいが出てくるという原因もありますので、そこら辺の清掃、言えば中を浄化させるような取り組みというのも必要だろうと思いますけども、そこら辺は環境課だと思いますけども、どこですかね。道路維持管理班か、どこかなとか思いますけども、しっかりとこれ対応していただきたいんですけども、どうでしょうか。 ○議長(知念辰憲君) 建設部長、安里行雄君。 ◎建設部長(安里行雄君) 再質問にお答えいたします。 側溝内に堆積している清掃についてだと考えております。 側溝内の清掃につきましては、バキューム車等による清掃を、要望に応じ行っているところでございます。また、側溝内へのごみの投棄等もございますので、課題もございますので、環境面につきましては、関係部署及び地域の皆様とも連携をとりながら、対応していきたいと考えております。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) この下水の側溝は本当にごみがたまっているから流れにくい。また勾配がついていないがために流れないという状況。で、その中で腐っているという環境もありますので、やはり定期的に、これは夏場に向けて全てこの側溝のふたをあけて清掃しないと、このにおいの原因はおさまらないと思うんです。 なので、よくわかりますように、飲食業の入り口の目の前、側溝のふたがあります。これ皆さん、ゴムのパッキンで押さえているんです。パッキンで押さえている。なぜかと。臭いが出るから、異臭がするからというところでパッキンをしているんです。自分の入り口の目の前には。 これ、観光客の皆さんがこちらに来ますよ、美崎町に。そのときに、やっぱり観光のイメージも悪くなりますよね、それは。石垣ってあんなに臭いんだというような状況になっているのも現状でありますので、やはりそういった側溝の中にある堆積されているものも除去していく必要があるのではないかなと。 同時に、これから夏場に向けては、八重山方言では「とうびら」と言いますけども、ゴキブリの異常発生が出てきます。その異常発生を抑えるものに対しても、やっぱりこの環境の衛生を改善しないことには何も始まらないんですけども、しかしながら、このゴキブリの異常発生を抑えるためには、薬品の散布も必要だろうと思っておりますけども、そこら辺の取り組み状況を、答弁をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 市民保健部長、前底正之君。 ◎市民保健部長(前底正之君) お答えいたします。 環境課のほうでは生活環境の保全、公衆衛生の向上ということで努めておりまして、現在、蚊の駆除に対しては噴霧器を使ってやっております。 で、実は27年度まではゴキブリに対しても年1件から3件程度やっておりました。ただ、問題がありまして、噴霧器を使ってやりますと、これが住宅のほうに入り込んでしまうというのがありましたので、環境課のほうとしては、現在、蚊のみということをやっております。 ただ、ゴキブリにつきましては、関係課としっかりと対策を講じてやらなければいけないと考えております。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) ゴキブリに関しては観光客が一番驚く。あんなに八重山のゴキブリは大きいのかというお話も聞こえますので、このゴキブリの徹底した駆除をお願いしたいと思います。 それと同時に、衛生環境の改善もしていただきたいと思っております。 次に移ります。防災減災及び緊急時におけるドローンの活用と操縦士等についてでありますけども、やはりドローンというのは、今後あらゆる災害、救難・救命に関して可能性があるものだと、そう思っております。 先月かな、海外のほうでドローンを活用した救難・救助が行われたというようなお話もありましたけども、そこら辺の消防長からの答弁でご報告をお願いします。 ○議長(知念辰憲君) 消防長、宇根規光君。 ◎消防長(宇根規光君) 再質問にお答えします。 ドローンを活用しての救命事例についてですが、2018年1月18日午前に、オーストラリアの東部海岸で、沖に流された少年2人がドローンを使った救助活動で救助された事例がございます。 事故の概要につきましては、遊泳区域外で少年2人が、3メートルのうねりに巻き込まれているとの連絡が救助団体に入り、沿岸にいたライフセービングなどの救助員が直ちにドローンを活用して、上空から位置を確認した後、この2人に向けて棒状に開く救命用具を海に落とし、この2人はこの用具につかまり自力で海岸まで戻り、救命されています。ドローンを動かしてから用具を落とすまでの時間は70秒、迅速な活動が救助の活動につながったと思われます。 ドローンを使った救命は、この事例が世界で初めてと言われ、国内での救命事例の報告は、現在のところ受けていません。 以上です。 ○議長(知念辰憲君) 箕底用一君。 ◆1番(箕底用一君) このように、海外でもこの救命に対する事例があるということで、今、消防庁のほうでもドローンの開発に向けて動きがあるという話を聞いております。 このドローンは、私もこの観光においてかなりマリーンレジャー関係が多い。この島で泳ぐ方も多いです。ドローンが普及していれば、今みたいにジェットスキーで迎えにいく前に、まずドローンでその救命具を落として、そこで膨らませると。まずはそこが先だろうと。あるいはまたGPSを、同時にブイを投入して、そのGPSと同時にどこに流れているのかというような発見もできるということであります。いろいろな可能性がある状況です。 また、陸においては、山で遭難した場合においては、その遭難器具としても使える。捜査できると。で、心肺停止になった患者がいれば、AEDを搭載してその現場まで運ぶこともできるというような事例もありますので、やはりそういったドローンの秘めた可能性というのは一番人命救助には欠かせないものだと思っておりますので、これはぜひ消防本部、そして川平、伊原間、そういった派出所にも導入をしていただけるような対策をいただきたいと。 それと同時に、この操縦士の資格というのは、やはり適材適所でやっていただけないと困るなと。今回、企画部のほうで操縦士等の養成をするというお話でありますけども、やはり一般職の、専門職でないところにおいては、職員の入れかわりが多々ありますので、かわったと同時に、またこの操縦士の資格をとらそうというような動きでは、私はちょっと問題があるのかなと。やはり消防本部、専属の職員がいるところを、操縦資格の養成を、あらゆる人材育成をしながら確保するということが、今後のこの八重山の、また石垣島の救難・救命、そして災害時における防災減災にもつながるだろうと、そう思っておりますので、ぜひ前向きに市長に予算要求をしていただきたいと思っております。切られたら議会で言ってください。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(知念辰憲君) 以上で、箕底用一君の質問は終わりました。 これで、本日予定の一般質問は終了いたしました。 それでは、明日午前10時再開することとし、本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。                               散 会 午後 4時42分...